M&A仲介からM&A仲介へ、同業界の転職で掴んだ理想の職場環境

今回は、組織風土/労働環境を求めM&A仲介会社のコンサルタントからM&A仲介会社のコンサルタントへと同業界へ転職されたK.Sさんにお話を伺いました。

プロフィール

K.Sさん(36)
M&A仲介会社のコンサルタントからM&A仲介会社のコンサルタントに同業界へ転職。
360万円+インセンティブ→360万円+インセンティブに。
転職の目的は組織風土/労働環境。

担当コンサルタント

堀江 大介 |Daisuke Horie

野村證券、ITスタートアップ、コンサルティング業界専門の人材紹介会社を経て、ヤマトヒューマンキャピタル創業。これまで、同領域に200名以上の方を支援した実績をもつ。
事業承継問題の解決には投資資金に加え「経営人材」を輩出するエコシステムが必要であると考え、一般社団法人日本プロ経営者協会をPEファンドパートナーと共同で設立し、代表理事を務める。

目次

経歴について

堀江

これまでのご経歴を教えてください。

K.Sさん

大学の経済学部を卒業し、会計専門職大学院を卒業しました。その後大手証券会社で営業や本社業務を経験した後、複数のM&A仲介会社を経て現在の仲介会社へ至ります。

仕事内容について

堀江

現職での仕事内容を教えてください。

K.Sさん

M&A仲介をしています。

潜在的にM&Aのニーズがあるオーナー様にDMをお送りする、もしくは電話でアポイントを取り訪問し、M&Aの良さをお伝えして契約し、M&Aを進めていくという流れです。

M&A業界の魅力

堀江

M&A業界の魅力を教えてください。

K.Sさん

仕事が面白い、この一言に尽きます。

現在まで証券会社や証券会社の本社業務も経験しましたが、それらと比較しても断然面白いです。

オーナー様や企業様の重要な局面で一緒に仕事ができることや、自分がいなければ起きなかったであろう出来事が起こる、介在価値の大きい仕事であると感じます。企業と企業が一つになり、さらに世界に影響を与えるほどの企業に成長する、それほど影響力のある仕事ができる点がM&Aの仕事の面白さです。

労働環境や待遇面

堀江

M&A業界の労働環境や待遇面はどのようなものでしょうか。

K.Sさん

基本的には激務と言えると思います。
出張も多く、九州にいた次の日に北海道にいなければならないこともあります。

また、体力面だけでなく知的な面も求められるので大変な仕事です。ただ現職ではバックオフィスの体制がしっかりしている分、自身の仕事に注力できていると感じます。

お客様から頂いた決算書などの基礎資料などをスキャンして管理する専門部隊があり、オフィスに戻る必要がないので、他社仲介会社と比較すると効率的に仕事ができています。

待遇面は他業種と比較すると良いと感じます。
ただ、年功序列という考え方は無く、報酬や評価方法は職務の難易度や実績で評価されるべきであるという業界です。

待遇としては正当であると感じますし、自分が生み出した付加価値のみで報酬を得ることができ、業務以外の努力は必要無く、生産性を高める努力ができれば稼ぐことができます。

転職対策について

堀江

M&A業界への転職時にどのような転職対策や準備が必要でしょうか?

K.Sさん

志望理由に関しては、会計や財務の知見が身につく、あるいは活かしたいというお話をされる方が多い印象ですが、M&A仲介は営業であるという観点が抜けるとピントがずれた内容になってしまいます。

専門知識がある方であればそれを前提にしつつ営業面のPRを付け加えると良いでしょう。営業しかPRすることが無ければその部分をPRした上で専門知識に関しては早期にキャッチアップする旨を伝えれば良いでしょうか。

内定した後に関しては、M&A仲介という仕事の主戦場がどこであるかを理解し、それに向けて努力することが大事であると感じます。

M&Aにおける主戦場とは営業であると私は考えています。基本合意後のエグゼキューションは会計士や顧問の先生、弁護士の方とコミュニケーションをとればカバーできます。

売上を上げるための営業こそが重要です。それが分かっていれば、クライアント業界について勉強することや、オーナー様に合わせた行動やコミュニケーションを考えるなど様々な努力ができます。

今後のキャリアについて

堀江

M&A業界後のポストキャリアはどのようにお考えですか。

K.Sさん

個人的にはこの仕事をずっとやっていきたいと考えています。オーナー様の人生の中で1回もしくは2回しかないような大きな場面で仕事ができることが魅力です。各企業にもよりますが、自分の裁量も大きく成果を出せば出しただけの報酬も手に入ります。

この業界で成果を出し続けることができればこの仕事以上に魅力的な仕事は無いと感じます。

ヤマトヒューマンキャピタルを選んだ理由

堀江

弊社を転職エージェントに選んで頂いた理由はなんですか。

K.Sさん

情報の量と質が圧倒的でした。

人事だけでなく、実際に働いている社員とも頻繁に話をして、本音や生の情報を仕入れているという印象でした。

競合他社のエージェントと話した際にはそこまでの知識は無いと感じました。

未経験から活躍するために

堀江

未経験者からM&A業界で活躍するにはどのようなことが必要だとお考えでしょうか。

K.Sさん

見た目の付加価値と実際の付加価値が違うケースが多い点に注意が必要です。

例えば、未経験の方がこの業界に入ってきた際に、企業価値評価を様々な数値でシミュレーションしている場面を目にすると、難易度が高く専門知識が必要でこれこそがM&Aであると感じてしまう恐れがあります。

しかし、本当に大事で一番付加価値があることは、成約をして売り上げを上げることです。そしてそれはお客様と接触するためにお電話をかけることであり、お手紙を書くことであり、お客様のお話を聞くことです。

このようにどこが仕事の本質か見極め、素直な心を持ってM&A業界で仕事ができれば活躍できると思います。

M&A業界を目指す方へのメッセージ

堀江

今後M&A業界へ転職する方にアドバイスをお願い致します。

K.Sさん

過去に非常に優秀だと感じた方は、一定程度稼いでいるので、お金のためというよりも自身の楽しみのために仕事をしていた人でした。

仕事を楽しいと感じることができれば熱中でき、良いスパイラルになります。

M&Aは非常にやりがいを感じることができる仕事ですので、ご自身なりにその面白さを早く見つけて感じていただきたいです。

まずは仕事に熱中し、気付いたらこの仕事が面白くて仕方がないと感じることができれば理想的ですね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!