事業会社営業から簿記2級の資格を活かし、大手税理士法人グループM&A企業(FASチーム)へ転職

プロフィール

A.Iさん(33)
事業会社の営業から大手税理士法人グループM&A企業に転職。
300万円→324万円に。
転職の目的は専門性/スキルアップ。

担当コンサルタント

樋口 一成|Kazunari Higuchi

野村證券にて、経営者・事業法人へのコンサルティング営業に従事。経営者とのコミュニケーションから、経営の悩みは資金面以上に人材面にあると感じたこと、また自分自身を含めキャリアに悩むビジネスパーソンが非常に増えていることを痛感したことがきっかけとなり、当社にジョイン。

目次

仕事内容について

樋口

現在の仕事内容を教えてください。

A.Iさん

現在はM&Aの過程で、財務デューデリジェンスに携わる仕事が主です。簡単に言うと、売り手企業様の財務状況を把握し、リスクや問題を調査した上で、買い手企業様に報告書を提供します。
報告書の内容を大きく二つに分けると、売り手企業様の直近3年分ぐらいのPLやBS等の数値をまとめた部分と、それを分析したコメントで構成されています。
その中で私が携わっているのは、数値の集計ですね。決算書や内訳明細の数値を入力するほか、各勘定科目について、内容を種類ごとにグルーピングして集計し、分析できる形に整えます。その際に、総勘定元帳や仕訳帳等から、EXCELの関数を使用して必要な数値を取り出す作業をしています。

樋口

1つの案件について、A4の資料何枚分ぐらいになるんですか?

A.Iさん

案件の規模や調査内容によっては100ページを超えることもあるのですが、短いものですと3、40ページぐらいに収まります。

未経験から業務の学び方

樋口

未経験から入社して、新しい業務をされていますが、情報のキャッチアップはどうされていますか?

A.Iさん

数値の集計に関しては、最初の1か月ぐらい、メンターの先輩が横について、よく使うEXCELの関数やショートカットなど、作業に必須な部分をすごく丁寧に教えていただきました。あとは都度書籍やネット等で調べて試しながら進めています。
数値を分析してコメントを書くことに関しては、私はまだ未経験なのですけれども、諸先輩方が作成した報告書を見たり、推薦書籍を読んでイメージを沸かせています。

樋口

月間・年間でこうした資料は何件ぐらい作るんですか?

A.Iさん

先輩方をみたときに、プロジェクトマネージャーとしてデューデリジェンスの案件にメインで携わる件数で考えると、恐らく1月あたり2件ぐらいはクローズさせている印象を受けます。
デューデリジェンス以外にも、バリュエーションやPPA等仕事があることを考えると年間20~30件くらいの資料を作成していると思われます。

樋口

結構大変な作業になってきますね。

A.Iさん

そうですね。
ただ、一つの案件に対して2、3人がアサインされる体制になっていて、チームをまとめるマネージャーが全体状況を把握した上で業務の割り振りを行ってくださっているので、皆が常に忙しいという状況では無さそうです。

活きた経験

樋口

簿記2級を持たれていますが、知識などはやはり結構活きていますか?

A.Iさん

そうですね。活きています。

しかし、知識量が全然足りないですね。
チームメンバーが、税理士や公認会計士として会計事務所にいた方、銀行にいた方等、皆財務系のバックグラウンドを有しているので、食らいついていくために、税理士試験用の講座や書籍等で勉強を進めています。

経歴と転職理由

樋口

これまでの経歴となぜM&A業界に転職しようと思ったか教えてください。

A.Iさん

経歴としては、前職はインテリア会社のルート営業でした。
M&A業界に転職した理由としては、大学やロースクール生時代にM&Aについて学ぶ機会があり興味を持っていたというのが大きいです。
ただ、前回の就職活動の時には、M&Aの会社をいくつか受けてみたけれども受からなかったため、今回は再チャレンジで転職活動をしました。

仕事のやりがいについて

樋口

今の仕事での「やりがいだな」と思うポイントを教えてください。

A.Iさん

デューデリジェンスでいうと、買い手企業様に有用な情報を提供することで、M&Aにおける判断や、M&A後の事業運営に関して役に立つことができることだと思います。
また、インタビューや実地調査等で売り手企業様とも関わりることができ、色々なお話が聞ける点もやりがいだと思います。
日々の業務でいうと、地道な作業が多いのですが、その分工夫をして前よりも改善できたり上手くいったり、といったことが多いのもやりがいだと感じます。

大変なことについて

樋口

今の仕事で大変なことはありますか?

A.Iさん

やはり大変なところとしては、デューデリジェンスの依頼が来た時に、かなりタイトなスケジュールになることもあるので、そういった時には結構夜遅くまでみんなで作業を進めなければいけない時が出てきたりするところですね。

あとは、私はまだ経験がないんですけれども、実際に売り手の会社の社長にインタビューをする時に、皆さんが協力的であるとは限らないので、そういうところが大変だよねっていう話は聞きますね。

身につく能力

樋口

今のお仕事でどういった能力が身につくのか教えてください。

A.Iさん

デューデリジェンスやバリュエーションやPPA等の業務を通じて、会計知識や財務分析能力、M&Aに関わる専門知識・能力を身につけることができると思います。
また、弊社は税理士法人がグループ会社ということもあり、税理士法人の方と共同で案件を進めることもあるため、税務周りの知識や経験も得やすいかと考えています。

樋口

おっしゃる通りで、すごく大きな税理士法人グループなので、周りに専門家が多くいる環境だと思うんですが、そういう方と日々コミュニケーションを取のはそんなに難しくないんですか?

A.Iさん

そうですね。
私の所属している企業の人たちが座る席の真後ろでグループ企業の税理士法人の人たちが仕事をしているので 、皆さんラフにコミュニケーションを取りながら共同案件について話し合ったりされている様子ですし、垣根は低いのかなと思います。

ヤマトヒューマンキャピタルを利用して良かった点

樋口

ヤマトヒューマンキャピタルを利用してよかった点を教えてください。

A.Iさん

一番強く感じたのは、初回面談の際に、私の志向やタイプをすぐに見抜いた上で、合いそうな会社をご紹介いただけた点です。
以前、他社さんに相談した際には、「M&Aの会社には今行けません。だからまず会計事務所から始めましょう」と言われたことがありました。
また、M&A会社を紹介してくれた人材会社様もあったのですが、私の志向とは異なる案件が多かったです。
その点、樋口さんは、何故その会社を私に紹介してくださったのかという理由が明確で分かりやすかったです。
また、メールの返信や選考スピードも他社さんと比べて圧倒的に早かったです。
すごい、さすがだなと感じ、樋口さんと一緒にやっていこうと決め、最初の案件を紹介していただいたくらいからはヤマトさん一本でやらせていただきました。選考が進んでいく過程でも、要所要所で具体的かつ的確なアドバイスをいただけたので安心いたしました。

キャリアプランについて

樋口

今後のキャリアプランや目標を教えてください。

A.Iさん

直近では、デューデリジェンスやバリュエーション等の一通りの業務経験を積み、一年くらいで案件の舵取り役であるプロジェクトマネージャーを目指すのが目標です。
その後は、何か自分なりの強みをもちFASの仕事を極めていくか、もしくは興味が強まれば、FASで身に着けた知識・経験を生かしてM&Aアドバイザーの仕事をするか、という2つのプランを考えています。

M&A・FAS業界を目指す方へのメッセージ

樋口

M&A・FAS業界を目指す方にメッセージをお願いします。

A.Iさん

「M&A・FAS業界に行きたい」という強い気持ちがあり、そこに向けて努力していく姿勢があれば、ヤマトさんがしっかりサポートしてくれると思います。
私のように業種も職種も未経験で年齢が高くても、諦めなければ必ずチャンスがあると思いますので、ぜひ頑張ってください。

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