証券会社リテール営業職からM&A仲介会社のヘルスケアチームに転職

今回は、社会貢献のため証券会社の営業からM&A仲介会社のコンサルタントへと転職されたT.Eさんにお話を伺いました。

プロフィール

T.Eさん(25)
証券会社の営業からM&A仲介会社のコンサルタントに転職。
年収500万円→550万円に。
転職の目的は社会貢献。

担当コンサルタント

堀江 大介 |Daisuke Horie

野村證券、ITスタートアップ、コンサルティング業界専門の人材紹介会社を経て、ヤマトヒューマンキャピタル創業。これまで、同領域に200名以上の方を支援した実績をもつ。
事業承継問題の解決には投資資金に加え「経営人材」を輩出するエコシステムが必要であると考え、一般社団法人日本プロ経営者協会をPEファンドパートナーと共同で設立し、代表理事を務める。

目次

仕事内容について

堀江

現在の仕事内容について聞かせてください。

T.Eさん

大手M&Aブティックのヘルスケアチームで、病院やクリニック、介護施設のM&A仲介業務に携わっています。具体的には、主に電話でアポイントをとったうえで、理事長や事務長など経営陣と面談し、事業拡大や事業承継に関するニーズをヒアリングしていきます。そのうえでM&Aのご提案を行うことが一般的です。売りと買いのバランスは、肌感覚では半々といったところだと思います。

経歴と転職理由

堀江

これまでの経歴と転職を決められた理由について聞かせてください。

T.Eさん

2016年に日系の大手証券会社に入社し、リテール営業や法人営業のサポートに携わった後、2019年秋に現在のM&Aブティックに転職しました。本格的な人口減少社会の到来や、団塊世代の経営者の大量引退とともに、M&Aの件数が今後ますます増えていくのは間違いない。M&A仲介にもっと積極的に関わりたいと思っていましたが、前職で法人オーナーと話をする機会を得ても資産の運用に関する話題に終始することが多く、事業承継という本質的な部分までは踏み込んでいないという感覚がありました。証券会社を退職し、M&A仲介業界に身を置いた方が、自分の成長のためにもなるし、お客さまにも貢献できる。こうした思いを持って転職を志しました。

M&A仲介ビジネスの魅力と大変な点

堀江

M&A仲介ビジネスの魅力について聞かせてください。また、この仕事で大変だと思われることはありますか?

T.Eさん

今日の日本社会は、後継者不足によって優れた中小企業や病院が廃業を余儀なくされるという、非常に厳しい現実に直面しています。M&A仲介業務のいちばんの醍醐味は、自分の力で日本経済の発展に貢献できるということだと思います。

大変なのは、税務や法務、会計など、幅広い分野の知識を身に付ける必要があり、キャッチアップが大変だということ。それから、M&A仲介は時間軸の長いビジネスなので、自分の頑張りが見えづらいことです。その意味で、メンタルを保ちながら仕事を続けるのはなかなか大変です。

ヤマトヒューマンキャピタルを利用して良かった点

堀江

ヤマトヒューマンキャピタルの転職支援サービスを活用してよかった点を聞かせてください。

T.Eさん

大きく分けて2つあります。

一つは、大小含めて、じつに多くのM&A仲介会社を紹介していただけたことです。M&A仲介ビジネスの大枠は知っていましたが、どのような会社が、いかなるビジネスを展開しているのかといった、具体的なことについてはあまりよく知りませんでした。ヤマトヒューマンキャピタルのエージェントに、さまざまな会社の情報をいただいたことで、「こういう会社もあるんだ」という気づきを得られましたし、自分のやりたい仕事が明確になり、志望動機を固めることができました。

もう一つのメリットは、面接に集中できたことです。転職を志望する企業の担当者と自分で折衝するのは、ある種のストレスになりますよね。ヤマトヒューマンキャピタルのエージェントには、面接のスケジュールから待遇面の交渉に至るまで、あらゆる面でサポートしていただきました。

キャリアプランとM&A業界を目指す方へのメッセージ

堀江

今後のキャリアプラン、目標について聞かせてください。また、最後に、未来の同志に向けてメッセージをお願いします。

T.Eさん

入社が2019年の秋ですから、私にとっては2020年度が実質的な初年度になります。現在、受託前ではありますが大規模な案件が2、3件動いています。目先の目標としては、これらの案件を成約に結びつけ、会社から与えられる4000〜6000万円の予算をクリアしたい。また、当社には優秀で勢いのある若手社員だけが参加を許されるコミュニティがあるのですが、ヘルスケアチームで選出された社員はまだ一人もいません。優秀な成績を残して、その第一号になりたいと思っています。中長期的には、日本社会にとってなくてはならない企業や病院の事業承継をサポートするとともに、M&Aの重要性を社会に向けて発信できるような人材になるのが目標です。

M&A業界はさまざまな分野の知識や知見を大きく広げられる業界だと思います。厳しい環境のなかで実力を磨き、自分を成長させていきたいという、高いモチベーションをお持ちの方に、ぜひ挑戦していただきたいと思っています。

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