【2024年更新】M&A総合研究所への転職対策まとめ(現状・キャリアパス・スキルなど)

今回は創業からわずか3年8ヶ月で東証に上場を果たしたM&A総合研究所についての転職について記載します。当該企業はM&A仲介会社でありますが、どのような企業か気になっている方もおられるのではないでしょうか。採用状況やおすすめポイントなど転職される方にとって重要な情報を記載していきます。

より突っ込んだM&A総合研究所の実情や転職ノウハウ、事例をお知りになりたい方はこちらより無料キャリア相談にお申し込みください。

この記事でわかること
  • M&A総合研究所とはどのような企業か
  • M&A総合研究所に転職するメリットや、キャリア
  • M&A総合研究所の採用市場の傾向
  • M&A総合研究所の採用要件
目次

監修者

堀江大介

ヤマトヒューマンキャピタル株式会社 代表取締役
一般社団法人日本プロ経営者協会 代表理事

堀江 大介 | Daisuke Horie

野村證券、ITスタートアップ、コンサルティング業界専門の人材紹介会社を経て、ヤマトヒューマンキャピタル創業。
これまで、同領域に200名以上の方を支援した実績をもつ。
事業承継問題の解決には投資資金に加え「経営人材」を輩出するエコシステムが必要であると考え、一般社団法人日本プロ経営者協会をPEファンドパートナーと共同で設立し、代表理事を務める。

【書籍】
ポストコロナのキャリア戦略 経営×ファイナンスロギカ書房

【保有資格】
証券外務員一種
FP(ファイナンシャルプランナー)2級

M&A総合研究所の採用状況は?

非常に採用ニーズが高く、様々な業界から採用の実績があります。各業界で優秀な成績を納められている営業職の方は、それぞれ内定獲得の可能性があります。

背景に、営業ノウハウの蓄積や教育システムが整っている点などの要素から営業マンの高い生産性が担保できる仕組みがあり、また上場後の成長において人材採用は不可欠であるという企業の考え方があります。

ただし、採用枠の増減は常に変化があるものです。最新の採用状況は弊社にお問い合わせください。

M&A総合研究所のおすすめポイントや競合優位性は?

給与水準の高さ

後述しますが、給与水準(インセンティブ率も含む)は高いです。以下にも記載しますが、圧倒的に業務が効率化されている環境で給与水準が高いため、非常に稼ぎやすい環境が用意されていると言えます。

上場企業で唯一の完全成功報酬

M&A仲介上場企業で唯一完全成功報酬制を取り入れています。そのため、商談において他社M&A仲介企業とバッティングした際には「着手金を必要としない為、一度相談してみないか」という間口の広い提案が可能になり商談機会を量産することが可能です。

DX化で業務効率化が徹底されている

代表の佐上氏はDX化の知見に長けており、M&Aを行う上で発生するあらゆる雑務や業務フローが圧倒的に効率化されています。

「M&Aアドバイザーがお客様との商談に集中できる環境」が用意されている点は同業他社との差別化ポイントになります。また、法人リストの作成も自社システムで自動的に情報蓄積していくことが可能です。通常M&A業界が私用している法人リスト帝国データバンク等のリストであることが多いですが、同社の法人リストは自前の法人リストであるため、同業他社とのバッティングの際も提案企業に差が生まれ商談を有利に進めることができます。

法人部によるスピーディーかつ幅広い企業のマッチング

AIを駆使したマッチング業務により譲渡企業様へ譲受企業様の提案を行うことが容易となり、成約率を向上させています。譲渡企業の開拓を請け負う企業情報部がフォーカスされることが多いですが、実はこの法人部のクオリティの高さが成約率・成約スピードにかなり影響していると言っても過言ではないと思われます。

平均成約期間6,6カ月と非常に短い

上記の効率的な営業とマッチングスピードによって、業界でも非常に短いタームで成約まで至るケースが多いと言えます。「未経験で入社し早く成約したい!」という意向をお持ちの方々はこの点を注目されるとよろしいかと思います。

M&A総合研究所の給与水準は?

未経験での転職の場合

未経験からご入社された場合、「ベース420万円+インセンティブ」という給与水準となり、業界の中では一般的な数値となっておりますが、M&A総合研究所は業界の中でも成約のしやすさから未経験からでも報酬の立ち上がりが早く、以下のように非常に高い報酬を稼いでいるM&Aアドバイザーが多いことも言えます。

<2年目以降>

企業情報部1,484万円

<3年目以降>

企業情報部2,815万円

経験者転職の場合

ここで言う経験者とは、「M&A仲介業務の経験者」のことですが、その場合の給与水準は前職のベース給が考慮される場合があり、ベース給が高い給与水準となりますと、1,200万円程度まで達する場合もあります。ここは応相談になることも多いため、転職エージェントに交渉してもらう領域とも言えます。

M&A総合研究所で求められる経験・スキル・学歴は?

求められる経験

未経験から入社する場合の求められる経験を挙げると、業種で言えばかなり幅広く採用されております。例えば、銀行や証券会社、生命保険会社、損害保険会社の営業や不動産の営業、製薬会社のMR、事業会社(ITなど)の営業、総合商社や専門商社の営業などが挙げられます。

かなり幅広いですが、無形商材の営業経験がM&A仲介業務とも親和性がありますので、

求められる経験として挙げられることが多いです。

求められるスキル

求められるスキルは大きく分けると以下の3つのスキルに大別されます。

  1. 新規開拓におけるTELアポスキル
    商談を行う上でまずアポイントを取って商談の約束を取り付けるわけですが、既存顧客への営業とは異なり、今まで取引のない会社に電話をしてアポイントを取り付ける必要があります。そのため、ある意味機械的にTELアポできるメンタルや行動力が必要です。

    1、2件断られたからといって、くよくよ悩んでしまっては業務が成り立たないと言えるでしょう。最初は抵抗がある方もいると思いますが、慣れていくことも大切だと言える分野です。現職や前職などでこの新規開拓のTELアポの作業を行った経験がある方は慣れているため、すんなり業務に入ることができる方もいるのではないでしょうか。
  2. 中堅・中小企業のオーナー経営者との商談スキル
    中堅・中小企業のオーナー経営者の方々は、日々様々な業種の営業を直接受けており、営業マンのクオリティを見定めるスピードが早い方々が多いため、オーナー経営者の方との商談は前職や現職で経験されているとアドバンテージになると言えます。

    商談で何を提案するか以前に、言葉遣い、所作(態度)、礼儀作法なども重要なスキルの1つとなっているため、そのあたりが備わっているとベストだと言えます。

    その上で、何かの課題に対して、オーナー経営者を説得し、解決策として何かを販売するといった経験はM&A業界やM&A総合研究所さんでの営業に活かせるファクターになります。
  3. 簿記3-2級程度の財務スキル
    M&Aは会社の売買ということもあり、財務諸表(BS・PL・CF)などを取り扱うことも多くありますので、財務スキルがあるとその分お客様への貢献幅も広がると言えます。

    商談では譲渡企業となる会社が今会社を売却したらいくらになるのかなどの質問もあがることもあり、そのあたりの知識はないよりもあった方がキャッチアップは早くなります。

必要な学歴

学歴に関しては、もちろん旧帝大など偏差値が高い大学出身者に越したことはないと言えますが、求められるのは論理的な思考力や会話の意図を汲み取る能力、話の焦点を外さない回答力など学歴だけでは測れない要素もありますので、一概に学歴だけで判断することはないと言えます。

M&A総合研究所の転職難易度は?

M&A業界自体が転職難易度は高い業界ではあるものの、金融業界出身者だけではなく、幅広い業界から転職されています。したがって、M&A業界の知識、面接対策など事前にしっかり準備を行い、選考に臨むことができれば内定率は向上しますし、M&A総合研究所の選考も同様なことが言えます。

M&A総合研究所の転職支援事例は?

弊社の転職支援事例で言えば、創業期から現在までご支援させて頂いております。

具体的には言えば、創業期のご支援ですと現在の役員から始まり、企業情報部(譲渡企業ソーシングから案件成約を請け負う部署)、法人部(譲受企業のマッチングを請け負う部署)共にご支援させて頂いております。

M&A総合研究所の選考対策

採用基準

採用基準としては、以下の通りです。

幅広く採用しているため、必須要件は営業経験のみとなります。ご自身のスキル・経験などで何を強みとしてアピールするかは弊社へ気軽にご相談ください。

必須要件

・営業経験

歓迎要件

・代表者/オーナー向けの営業経験者
・M&Aの仲介営業経験者
・銀行/証券会社等の金融機関での営業経験
・対法人で新規開拓の営業経験
・コンサルティングファームでの就業経験

選考フロー

選考フローは以下の書類選考後、面接2-3回を経て内定という流れが一般的です。

  1. 書類選考
  2. 1次面接:人事面接
  3. 2次面接:部長面接
  4. 最終面接:社長面接

面接で見られているポイント

基本的には以下の要素を見られておりますが、お問い合わせ頂ければニュアンスも含めて対策させて頂きます。

また、出身業界や企業からなにをご自身のアピールポイントになるかのご相談もお受けいたしますのでお気軽にお問い合わせください。

面接で見られているポイント

・オーナー経営者に好かれるか
・チームの和を乱さないか
・地頭が良いか

面接でよく聞かれる質問

代表的な質問は以下が挙げられますが、もちろん以下以外も聞かれることもあります。

自己紹介

NG例

自己紹介にも関わらず志望動機なども話してしまう

高校の時の経歴から話す(話が長い)

業務内容の説明が細かすぎる(〇〇支店で~などは不要)→端的な業務内容の説明のみで良い

なぜM&A業界なのか

ふわっとした回答ではなく、本当にM&Aをしたいという確固たる理由があるか
ハードワークに耐えられるか

なぜM&A総合研究所なのか、他にどのような企業を受けているのか

・当社の特徴を理解しているか
・他社との違いを理解しているか
・企業選びの軸はぶれていないか

逆質問

質問をして回答を聞いてそれで終わりではなく、その回答に対してさらに深堀りする質問ができるか

その他

・笑顔が多い、話やすい
・佐上社長と話しているイメージがつくか→話が長い方(1分以上話すなど)はNG
・所作に落ち着きがない、目線が合わない、WEB面接時に映る顔の角度や見え方を気にしていない、などはNG

M&A総合研究所の転職先求人

2018年設立から急成長中、
時価総額1000億超のM&A仲介会社

報酬:
未経験者:420万円 + インセンティブ 
経験者:応相談 + インセンティブ
※インセンティブは上限の無い支給となります。
※基本給は前職の金額を考慮致します

ポジション:M&Aアドバイザー(企業情報部)

業務内容

M&Aアドバイザーとして、以下の業務に従事していただきます。
・M&A案件の開拓、提案
・企業評価、資料の作成
・打診先選定、アドバイザリー契約の締結
・デューデリジェンスの実施
・最終局面の条件調整

上場M&A仲介会社でのインサイドセールス

報酬:420万円+インセンティブ

ポジション:M&Aアドバイザー 法人部(買い手担当者)

業務内容

M&Aの買い手担当者として、以下の業務に従事していただきます。
・譲渡案件の分析
・買い手とのシナジー効果の分析
・架電による新規買い手の開拓
・既存の買い手へのM&A案件の提案
・買い手のM&A戦略の立案
・売り手担当者との折衝
・未経験の売り手担当者へのディールサポート
・買い手目線でのディールへの助言

上記でご紹介した求人の以外にも、営業事務やマーケティング担当、広報やIRなど求人の種類はまだまだございます。ご関心があればお問い合わせいただければと存じます。

M&A総合研究所の企業情報

事業内容

特徴

 M&A仲介の業務には多くの複雑なプロセスがあり、成約に至るまでの時間と工数がこれまで課題になってきた。そこで当該企業はM&A に関する全プロセスを可視化して分解し、自動化・効率化できるところは徹底して行い、自社開発のシステムを使ってDXを推進。その結果、圧倒的に効率の良い営業活動が可能になっているため、以下のような特徴があります。

■譲渡企業完全成功報酬制というクライアントに寄り添った料金体系が実現できており、営業上も有利に働く
■平均6.6ヶ月で成約しており、早く経験を積みやすい
■業界内でも高い水準のインセンティブ率

実際に未経験者の77%が1年以内に成約をしており(2020/9期と2021/9期に入社した社員の実績)、1年半勤務して2件成約できていないM&Aアドバイザーはゼロ。1年強で4件成約しているM&Aアドバイザーもいます。またほぼ全員が活躍できているため、退職に至る割合も非常に低い水準を維持できています。

無駄な業務をする必要がなく、顧客とのコミュニケーションなど本質的に必要な業務に集中できるため、成果を出しやすく、同業他社からの転職者が多いだけでなく、M&A仲介以外の業界からも優秀な方が集まっています。

将来のビジョンとセカンドキャリア

当該企業は将来AIやDXといったテクノロジーの強みを活かしてM&A仲介以外の業界に参入することを考えており、今のM&Aアドバイザー の方々に、新規事業の責任者や子会社の経営層として活躍いただくことを想定しているため、M&Aアドバイザーとしてだけではなく、セカンドキャリアとしてその先のキャリアアップの実現も可能性があります。

直近3年間の業績

直近3年間の売上高を見ていくと鰻登りで業績を伸ばしていることが分かります。

2021年9月 約13億円

2022年9月 約39億円

2023年9月 約80億円(予想)

今後の展望

上場後、現在も鰻登りに業績を伸ばしているM&A総合研究所ですが、今後もM&A仲介事業を拡大しながら、今後はバイサイドとしてのM&Aによって企業を買収したり、佐上社長の経営手腕を間近で学んだM&Aアドバイザーの方々がグループ会社の経営を行う流れが発生することが予想でき、これまで以上にゲーム・チェンジャーとなる企業になる可能性が高いと思われます。

採用計画についても、年間で50名採用する計画で進んでおり、非常に採用ニーズが高いです。仕組みが出来上がっているからこそ、採用人数を急激に増やしても生産性が担保できるため、求職者の方々にとっても非常にメリットがある企業であると言えると思います。

ワークライフバランス

ワークライフバランスの観点では、事業内容で前述している通りDXやITによって業務効率が上がり、M&Aアドバイザーがお客様との商談に集中できる環境を整備している背景があり、仕事と私生活とのバランスが取れている方が多いようです。

ただ、例えばお客様であるオーナー経営者からすれば、会社を売却するということは一大決心となり、それだけ考えることも多い業務となりますので、そのあたりの意識や覚悟を持つ必要はあると思います。

オフィスの所在地

〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-8-1 丸の内トラストタワーN館12階

M&A総合研究所に転職したいならYHCに相談!

創業期からご支援を継続している弊社ですので、M&A総合研究所についての理解度の高さは自負しております。質問などございましたら、お気軽にお問い合わせ頂ければと思います。

弊社のキャリア支援のポイント
小林

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\転職意思が固まる前の情報収集も歓迎/

執筆者

編集者

小林 賢一郎 | Kenichiro Kobayashi

青山学院大学を卒業後、大日本印刷株式会社にて大手飲料メーカーを担当し、商品の販売促進のための提案型営業に従事。その後、プルデンシャル生命保険株式会社に転職し、企業経営者向けの生命保険の提案営業力を活かし約4,000名中上位4%の成績を残す。経営者との業務経験から事業の盛衰は「人材」による所が大きいと感じ、当社にジョイン。

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