大手製造業メーカーからスタートアップM&A仲介会社に転職

今回は、年収アップのため製造業界の営業からM&A仲介会社のコンサルタントへと転職されたH.Sさんにお話を伺いました。

プロフィール

H.Sさん(26)
製造業界の営業からM&A仲介会社のコンサルタントに転職。
年収1,150万円→360万円+インセンティブに。
転職の目的は年収アップ。

担当コンサルタント

樋口 一成 | Kazunari Higuchi

野村證券にて、経営者・事業法人へのコンサルティング営業に従事。経営者とのコミュニケーションから、経営の悩みは資金面以上に人材面にあると感じたこと、また自分自身を含めキャリアに悩むビジネスパーソンが非常に増えていることを痛感したことがきっかけとなり、当社にジョイン。

目次

仕事内容について

樋口

現在の仕事内容を教えてください。

H.Sさん

中堅中小企業のM&A仲介を行っていて、今は美容の案件を主に担当しています。

美容院だと美容師さんが個人で開業して店舗を拡大している会社が多く、そういう会社から依頼を受けて大手同業企業やファンドに売却する仲介をしています。

案件を発掘して売り手となるお客様からヒアリングし、その情報を元に資料を作り、買い手側に交渉して成立させるまでを支援しているというのが具体的な内容です。

樋口

入社してから数か月ですが、どのくらいの案件が進んでいるのですか?

H.Sさん

いま関わっているのは7件です。そのうちDD(デューデリジェンス)フェーズまで進んでいる案件は3件程あります。昨年には成約も出来ました。

樋口

成約までが早いですね。

H.Sさん

弊社は大手のように机上の研修はなくていきなり実地経験でしたので手探りでしたが、DDから投資契約締結、決済までを一通り学べました。

ベンチャーだからこそ出来たことで、未経験ながらスピード感を持って経験を積めたことはすごく有難く、自信にもなりました。

経歴と転職理由

樋口

これまでのご経歴と、なぜ転職しようと思われたのかを教えてください。

H.Sさん

前職は大手事業会社に数年在籍していました。パッケージ商品を販売していたのですが、ルーティン化していてさほど頭も使いませんし、一定以上の知識も増えていかないなという実感があり転職したいと思うようになりました。特に財務・税務・法務を学んで全体的なビジネススキルをつけたかったのです。

いま実際に入社してみて思った通りの知識を得られる感覚はあるので、このとき転職を決意して良かったと思っています。

樋口

給与は一旦下がってしまうと思いますが、それでも転職しようと思った一番の理由は何でしょうか?

H.Sさん

前職のままずっと働き続ける選択肢はもう無いなと強く思っていました。

もちろん給与が下がることには多少の不安はありましたが、逆に考えたら前職に居続けたらもっと給与が上がっていったと思うんです。そうなるとその時点で転職したいと思ったらもっと額面の下がり幅が増えてしまう。だから今しかないと思ったんです。

でも一番の理由は、重複しますが自分のキャリアのためにビジネススキルをつけたくてチャレンジしたかったというところです。明日の自分より今日の自分のほうが若いので、リスクを取るなら早くしたいと考えていました。

未経験でのチャレンジ

樋口

未経験でのチャレンジとなったわけですが、情報や知識のキャッチアップはどういう風にされていますか?

H.Sさん

本を読んで二方向からキャッチアップすることを意識しています。基本はベーシックな情報が載っている本を一通りすべて読みます。その上で実際案件に取り掛かっているときに分からないことが出てきたらピンポイントで該当箇所を索引で検索して理解を深めるようにしています。

あとは先輩にしっかり聞ける環境もありますから、本だけでは分からないことは聞くようにしています。

仕事のやりがいについて

樋口

いまの仕事のやりがいはどういうところにありますか?

H.Sさん

「自分にとって」と「社会にとって」の両方あると思っています。

自分としては知識的欲求を満たせることです。本で読んだことを実際の案件で使えたりすると実感します。こういうところでビジネススキルがついてきたと感じられるんです。読書と実践のバランスが良いからそう思えるのだと思います。

社会的には事業承継問題の解決が出来ることですね。美容の場合は引退によって事業を引き継ぎたいということはあまりないですが、業界的に大手が少ないので個々の合併や統合を進めるとスケールメリットを生めますし、福利厚生がしっかりしている会社と統合することでスタッフさんの幸せに繋がったりするとしたら価値があるのではないかと思っています。

仕事の大変な点

樋口

逆に大変なところはありますか?

H.Sさん

まだ転職して間もないのでM&Aの知識も足りないと思いますし、お客様のビジネス領域のナレッジもまだまだ知らないことが多いです。ゼロベースなのでそこを追いつかせるのが最初は大変だなと感じます。

でもそれが楽しいところでもあるので苦労するという大変さではないです。

身につく能力

樋口

いまの仕事で身につく能力はどんなものでしょうか?

H.Sさん

決算書やIRを見ることで大まかな会社の概要を把握出来る力がつくと思います。

あとは契約書の構造や作り方等の法務にも触れられますね。前職では契約書を結ぶということがありませんでした。

加えて各社のビジネスモデル、財務・税務・法務の理解やスキーム、条件面の交渉をすることで交渉力も身につくのではないかと思います。

ヤマトヒューマンキャピタルを利用して良かった点

樋口

ヤマトヒューマンキャピタルを利用してよかったところはありますか?

H.Sさん

担当者さんからのレスポンスが毎回早くて助かりました。「どうやったらそんなに早く出来るのですか?」と思うほどです。 転職って不安が付きまとうじゃないですか。だから出来れば質問したことはすぐ知りたいのですけど、ヤマトヒューマンキャピタルさんは質問を投げると本当にすぐ返してくれるのでモヤモヤした不安な気持ちを長引かせなくて済んだんです。本当に助かりました。

業界に特化しているというブランディングも出来ているように感じますし、他の人の話を聞いていても信頼のある会社だと感じています。

樋口

ありがとうございます。

キャリアプランについて

樋口

今後のキャリアプランや目標があれば教えてください。

H.Sさん

しばらくこのまま案件を経験していきたいですね。そして安定した売り上げを出せるようにしたいです。転職してから今まで嵐のように仕事をして来て周りが見えていなかったところもあって。このままだと息切れするかもしれないので、しっかり周りを見る余裕を持ちたいなと思っています。

この業界で長く続けていきたいので自分のペースを大事にしつつパフォーマンスが出せるように頑張っていきたいです。

M&A業界を目指す方へのメッセージ

樋口

同じように未経験からM&A業界を目指す人にメッセージをお願いします。

H.Sさん

過去の自分もチャレンジするにあたって不安が多かったです。でもその不安は大部分が大したことではないと気づきました。チャレンジにはリスクが伴うと思っていましたがやってしまえば何とでもなります。少しでもM&Aに興味があるなら挑戦した方がいいです。 極論、いまからサッカー選手を目指してもいいかもしれないですね。

要は自分の「こうしたい」という欲求を満たせばいいと思うんです。 明日の自分より今日の自分の方が若くチャンスがあります。 応援しています。

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