地方銀行から未経験で投資銀行DCM部門へ転職

プロフィール

K.Rさん(28)
地方銀行の営業から投資銀行のDCMに転職。
420万円→440万円に。
転職の目的は専門性/スキルアップ。

担当コンサルタント

樋口 一成|Kazunari Higuchi

野村證券にて、経営者・事業法人へのコンサルティング営業に従事。経営者とのコミュニケーションから、経営の悩みは資金面以上に人材面にあると感じたこと、また自分自身を含めキャリアに悩むビジネスパーソンが非常に増えていることを痛感したことがきっかけとなり、当社にジョイン。

目次

仕事内容について

樋口

現在の仕事内容を教えてください。

K.Rさん

投資銀行として、我が社が持っているコネクションで、投資家を募って、その会社が持っている債権や株に対してお金を出してくれる方を募るという資金調達のサポートをしています。

その中で私は組織地方公共団体、事業体等に対して債券を発行したいというニーズに応えるという仕事をしております。

樋口

金利も低いところで停滞していますが、今はどういった条件になることが多いですか?

K.Rさん

金利が下がっているというのは発行側からすれば、低い資金で発行することができるということになります。
投資家は外国債から国内債に目が向いてきています。
資金調達サイドにとっては低コストで資金調達ができるようになってきていますね。
非常にやりやすくなってきています。

地方公共団体ということで、日本全国にお客さんがいる状況です。
ニーズも強く、どのような債権であっても需要が高いですね。

経歴と転職理由

樋口

これまでの経歴となぜ投資銀行業界に転職しようと思ったのか教えてください。

K.Rさん

これまでの経歴としては、地方銀行で、融資営業、銀行として債券を買ったり、株を買ったりして運用するというような業務に携わっていました。

その中で転職をしたいと思ったきっかけは、地方の銀行で根を張って、その地域の発展に貢献するのもいいと思ったんですけれども、地方銀行や地方公共団体とのやりとりを通じて、お客さんのいるエリアの地方創生を促すことができる業務をしてみたいと感じたのが一番のきっかけですね。

樋口

証券会社に出向もされてましたよね。

K.Rさん

証券会社に出向して、資金運用の中で、地方銀行はそういった証券商品を買う側だったんですけれども、売る側がどういう風に調達をしているのかを考えて、売買を裏でリスクを管理しているのか、セールスとディーラーが調達したものをどういう風に買っているのか、そういう売る側の業務を勉強させていただいたりもしました。

樋口

今思うと、この経験はかなり活きていますよね。

K.Rさん

私が関わってきた人とは違う面から関わることができて、無駄なものは全くないと感じますね。

活きた経験

樋口

前職のお仕事の中で、ここは活きているというポイントはありますか?

K.Rさん

債券発行する業務を現在メインにしているため、投資家がちゃんと買ってくれるかということが重要になってきます。

やっぱり地方銀行ならではの文化というか考え方ですね。地方銀行に居たからこそ私の理解できる事情や、こういったことを考えているから今は投資しづらいんだろうな、というのは結構イメージがつきやすいところですね。

仕事のやりがいについて

樋口

現在の仕事で「ここはこの仕事のやりがいだな」と感じるポイントを教えてください。

K.Rさん

自分の提案が受け入れられるとやりがいを感じますね。

発行体が「今のこういう状況で、何月に発行しようと思っているからどういう作戦をとればいいか教えてください」みたいなパスが来ることがあって、それに対して資料を作ったり回答したりします。

その中で自分が作った資料が、あの市場がどうなってて、仕組みはこういうことになってる、だからこういうプランで計画を練って発行すれば、こういう投資家層が獲得できるという話を提案した時に、それが受け入れられたときには、自分の勉強していたことが受け入れられたというか、自分が見ていたマーケットにする考え方がしっかり身に付いているんだなというのを実感でき、やりがいを感じますね。

大変なことについて

樋口

現在の仕事で「ここはこの仕事の大変なところだな」と感じるポイントを教えてください。

K.Rさん

特性をしっかり理解して、ニーズに合致する提案をしなければいけないので、その数がたくさんあるのは業務量的にも大変ですし、しっかりとお客さんのことを理解していないと提案ができないというところは非常に大変だと思いますね。

樋口

常時何件ぐらいそういった案件が動いているんですか?

K.Rさん

10件くらいは常にありますね。

働き方について

樋口

大体日々何時から何時ぐらいまで働かれているんですか?

K.Rさん

7時半から8時半くらいですかね。
遅い時は12時になったり、ということもありますね。

身につく能力

樋口

現在の仕事でどのような能力が身につくか教えてください。

K.Rさん

定性的な話になってしまうんですけど、まずマーケット情報を結構頻繁に発信するんですね。なので債券の市場だけじゃなくて、株であったりとか、あとは中央銀行がどういう動きをしているかとか、そういうマーケットに関する結構根幹の部分をウォッチすることになるので、マーケットを見る目は身に付くと思いますね。

地方公共団体の債券発行とかになってくると、債券を発行している業種業態があるのかというところと、それぞれの特性とか、発行する側がどういった事情を持っているのか、例えば、あまり長い年限にはしたくないとか、長い年限に投資してでも金利を取っていきたいとか、そういう考え方の違いがみんなありますし、投資家サイドも同じように、長い年限のリスクを嫌がるところもいれば、全然気にしないところもあるので、そういう身の回りにいる会社が投資家として、発行体としてどういった事情を持っているかということが分かってきます。

また、債券市場の状況っていうのが分かってきますね。
国債に対して社債がどれくらい金利に差があるかとか。

ヤマトヒューマンキャピタルを利用して良かった点

樋口

ヤマトヒューマンキャピタルを利用してよかった点を教えてください。

K.Rさん

私は大手の転職エージェントとヤマトさんを使わせていただきました。
やはり、ヤマトさんの方が私のバックグランウドを知っていただいて、密に連携を取りやすくて自分の状況を話しやすい、聞き出してくれる。

話し合いの中で出てきたキーワードから掘り下げて会社を探してくださって、ここはこういう理由で合うと思いますって言ってくださるので、自分としても引っ張られていけるというか、自分でもこの会社は確かに自分のスキルからすると活躍できるんじゃないかな、とか行ってみたいなっていう風に前向きな気持ちで活動ができるところが、他のエージェントさんと違うと感じましたね。

キャリアプランについて

樋口

今後のキャリアプランや目標を教えてください。

K.Rさん

最初はM&Aをしてみたいと考えてたんですけれども、今は債務の発行をしていく中で、その部分のプロフェッショナルになってみたいっていうふうに考えています。

やはり債券市場、日銀がかなり緩和的な政策をとっているっていう特殊な環境で、自分が社会人になってからずっとそういう状況なので、今の特殊な状況が大きく変わった時に、お客さんの事情とか、そういったことをしっかり理解してマーケットの足元は状況が変わったとしても、しっかりとお客さんに対して良い提案ができる能力を身に着けていきたいと考えています。

コンサルティング業界を目指す方へのメッセージ

樋口

投資銀行業界を目指す未経験の方へのメッセージをお願いします。

K.Rさん

とにかく忙しいですが、その分場数を踏んで経験を蓄えて、頑張れば頑張るだけ力がついて、レベルアップしているのを実感しやすいです。
ガッツを持っていれば上手くやれる環境だと思います!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!