公的金融機関から事業再生をメインに扱う経営コンサルティングファームへ転職

プロフィール

S.Iさん(26)
公的金融機関の営業から経営コンサルティングファームに転職。
420万円→480万円に。
転職の目的は専門性/スキルアップ。

担当コンサルタント

樋口 一成|Kazunari Higuchi

野村證券にて、経営者・事業法人へのコンサルティング営業に従事。経営者とのコミュニケーションから、経営の悩みは資金面以上に人材面にあると感じたこと、また自分自身を含めキャリアに悩むビジネスパーソンが非常に増えていることを痛感したことがきっかけとなり、当社にジョイン。

目次

仕事内容について

樋口

現在の仕事内容を教えてください。

S.Iさん

中堅・中小企業向けのコンサルティングファームにて事業再生案件に携わっています。

具体的な業務としては、事業デューデリジェンス(以下、事業DDと記載)、事業計画策定支援、金融機関交渉、計画実行支援が中心となります。

事業DDでは、インタビューや概況資料で窮境要因仮説を立てた後、クライアント企業の内部環境分析(ビジネスモデル、プロダクト、インフラ、財務、組織等)と外部環境分析(市場、関連法規、ステークホルダー等)を行い、各分野の課題を抽出し、クライアント企業が赤字に至った要因や資金繰りが苦しくなった要因を明らかにします。

それらのDDの結果をもとに、計画を策定し、その計画をもとにクライアントの取引先金融機関から金融支援の合意を経て、計画実行支援に移ります。プロジェクトマネージャー含め、2人〜4人ほどのプロジェクトメンバーで案件に取り組み、中には財務DDを行うメンバーもいます。

経歴と転職理由

樋口

これまでの経歴となぜコンサルティング業界に転職しようと思ったのか教えてください。

S.Iさん

大学卒業後、公的金融機関に入社し、債権管理業務、再生支援業務、審査業務等に従事しました。その後、転職し、現在に至ります。

転職しようと思ったきっかけは、大きく2点あります。
1点目は、前職でのもどかしさに起因するものです。
具体的には、金融機関で間接的にクライアントの財務面のご支援をする中で、財務だけでなく、事業面も含めた直接的かつ本質的なサポートができる仕事に就きたいと思ったことです。
債権者の立場での間接的な企業支援に限界を感じ、もどかしさを感じていたことが大きなきっかけとなりました。

2点目は、自身のキャリア構築に起因するものです。自身の中長期(5年後~10年後)のキャリアを考えたときに、
①専門性をもったコンサルタントとして独立したい
②事業会社の経営層に加わり経営の舵取りを担いたい
という2つの目標がありました。この2つの目標から逆算し、今何をすべきか?と考えた末、転職を決断しました。

仕事のやりがいについて

樋口

現在の仕事で「ここはこの仕事のやりがいだな」と感じるポイントを教えてください。

S.Iさん

大きく2点あります。

1点目は、自分のやっている仕事がクライアントや金融機関、地域経済のお役に立てていると心から信じられることです。
サラリーマンにとって、自分の仕事が誰の何の役に立っているかがわからずに仕事をし、報酬をいただくことほど、精神衛生上悪いものはないと思っています。
その点、今の仕事は、大変な業務も「お役に立てている」という感情を維持できるので、大変な業務も全てやりがいにつながります。お客様から感謝のお言葉をいただけたときは、言葉には代え難い幸福感があります。

2点目は、本質を突き詰めて仕事を進められる点です。どの業界でも仕事をしていく中で、「何を言うか」よりも、「誰が言うか」ということが優先される場面が多々あると思います。優秀な若手層ほど、この点に不満を抱きがちです。
その点、今の仕事は、クライアントの本質的な要因を突き詰め、改善していくという業務の構造上、本質を突き詰めるという視点で仕事を進めないと良い成果につながらないという特性があります。
故に、比較的他の業界や業務よりも、「何を言うか」という部分にプライオリティが置かれ、役職や年次に関係なく、本質に迫って仕事が進められます。
この点が自分自身の納得感につながり、大きなやりがいとなっています。

大変なことについて

樋口

現在の仕事で「ここはこの仕事の大変なところだな」と感じるポイントを教えてください。

S.Iさん

利害関係者の利害調整をすることです。

事業再生では、クライアント企業の経営者、従業員、株主、債権者等、多数の利害関係者の協力を仰ぎながら業務を進めていく必要性があります。
その際、各人の利害がトレードオフとなる事象が多く発生します。
そのあたりを調整し、コントロールすることはとても大変だと感じます。

身につく能力

樋口

現在の仕事でどのような能力が身につくか教えてください。

S.Iさん

定量的なスキル面では、財務三表を中心とした数字をベースに事業を分析する能力、事業計画を策定する能力が身につくと思います。

定性的なスキル面では、大きく2つあると思います。
1点目は、仮説思考・論点思考で仕事を進められる能力、
2点目は、社内外含め多数の利害関係者を巻き込みながら、各人の利害や期待値を調整し、円滑に仕事を進められる能力が身につくと思います。

ヤマトヒューマンキャピタルを利用して良かった点

樋口

ヤマトヒューマンキャピタルを利用してよかった点を教えてください。

S.Iさん

大きく3つあります。

1点目は、短期的な視点ではなく、中長期的な視点でアドバイスをいただける点です。将来のキャリアを見据えて、今どの選択肢をとるべきか?ということを親身になってサポートしていただけました。

2点目は、業界に精通されている点です。大手のエージェントさんではないような求人をご紹介いただけましたし、各企業の内部状況も詳しく教えてくださり、転職後のギャップが生じないように努めてくださいました。

3点目は、プロ意識です。具体的には、レスポンスが早い、私の長所や悩みの本質をすぐに把握していただける、私の意向に寄り添うかたちで転職活動をサポートしていただけるといったところです。この点、私自身も転職活動を通じてビジネスマンとして刺激を受けました。

キャリアプランについて

樋口

今後のキャリアプランや目標を教えてください。

S.Iさん

短期的には、最短でマネージャーに昇格することです。
中長期的には、以下3つを考えています。

①今のファームでそのまま昇進する
②コンサルタントとして独立する
③事業会社の経営層として経営の舵取りを担う

コンサルティング業界を目指す方へのメッセージ

樋口

コンサルティング業界を目指す同志へのメッセージをお願いします。

S.Iさん

短期的には、最短でマネージャーに昇格することです。
中長期的には、以下3つを考えています。

①今のファームでそのまま昇進する
②コンサルタントとして独立する
③事業会社の経営層として経営の舵取りを担う

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