大手損害保険営業(4年目)から大手M&Aブティックへの転職

今回は、専門性・スキルアップのため損害保険会社の営業からM&A仲介会社のコンサルタントへと転職されたK.Dさんにお話を伺いました。

プロフィール

K.Dさん(25)
損害保険会社の営業からM&A仲介会社のコンサルタントに転職。
年収620万円→550万円+インセンティブに。
転職の目的は専門性・スキルアップ。

担当コンサルタント

小林 賢一郎 |Kenichiro Kobayashi

青山学院大学を卒業後、大日本印刷株式会社にて大手飲料メーカーを担当し、商品の販売促進のための提案型営業に従事。その後、プルデンシャル生命保険株式会社に転職し、企業経営者向けの生命保険の提案営業力を活かし約4,000名中上位4%の成績を残す。経営者との業務経験から事業の盛衰は「人材」による所が大きいと感じ、当社にジョイン。

目次

仕事内容について

小林

現在、どのような仕事をしていますか?

K.Dさん

大手M&Aブティックにて、特定の業界に特化してM&Aの支援をしています。売手担当と買手担当に分かれ、譲渡企業様と譲受企業様のマッチングをしています。

具体的な業務は下記ですが、現状としては⑥をやっている最中ですね。

① 売手担当:譲渡されたいご意向がある企業様をサーチ
(TELアポ、DM、ご紹介を頂く)

② 商談
・事業を承継する候補はどんなお相手を考えているのか(親族内、従業員、第三者なのか)などをヒアリング
・事業承継についてこの先どんなことを考えているのか、その解決策の1つの選択肢がM&Aというご提案を行う

③ 株価算定

④ 企業概要書作成:提案書(お客様の会社が客観的に見てどんな会社なのか、事業内容、財務状況などをまとめる)

⑤ ③、④をやるためにアドバイザリー契約を締結

⑥ 案件化するために資料収集(決算書、勘定元帳、借入資料、従業員名簿、取引先別の売上など)

⑦ 社内チェック後、譲渡企業様にも確認(企業概要書と株価算定確認)→案件化

⑧ 買手担当:譲受企業様のサーチ(TELアポ、DM、紹介、セミナーなど)

⑨ 買手担当は売手担当に情報を開示する旨確認後、譲渡企業様の情報を譲受企業様へ開示

⑩ 譲受企業様に提案

⑪ 譲受企業様とのアドバイザリー契約を締結

⑫ TOP面談(譲渡企業様と譲受企業様との経営者様同士の面談)を設定

⑬ 基本同意契約を締結(株価確認、M&Aスケジュール確認、役員退任の有無確認、譲受企業様の決定)

⑭ デューデリジェンス(譲受企業様からの外注)、売手担当は譲渡企業様をフォロー

⑮ デューデリジェンスで問題がなければ、M&A成約(手数料を受領)となる

経歴と転職理由

小林

これまでの経歴となぜM&A業界に転職しようと思ったのですか?

K.Dさん

某損害保険会社営業からM&Aブティックへの転職でしたが、保険業界は潰しが効かないと思っていたんですよ。

転職にするにせよ今後、選択肢が狭くなることを懸念していたため、より幅広く選択肢を持てる業界かつ収入が初年度からあまり下がることはなく、アップサイドが見込める業界がM&A業界だったんです。

仕事のやりがいについて

小林

現在の仕事で「ここはこの仕事のやりがいだな」と感じるポイントを教えてください。

K.Dさん

下記の3つですね。

・基本的に人生に一度しかない株式の譲渡(M&A)について、任せてもらえるという醍醐味があるところ

・そこに付随する責任に対する対価として、高い収入を頂けるところ

・成約式で譲渡企業は泣いて感謝の言葉を頂くこともあり、お客様への貢献度をダイレクトに感じられるところで社会貢献性も高いところ

上記は一般的に言われていることでもありますが、現場でやっていても同じくそう思いますね。。

仕事の大変な点

小林

現在の仕事で「ここはこの仕事の大変なところだな」と感じるポイントを教えてください。

K.Dさん

挙げるとすると、下記ですかね。

・イチから売り手を開拓するところ

・簿記の最低知識がないと厳しいところ(なので、入社前に簿記2級は取得しました。)

・働く環境はある意味自由なので、何をしたら良いかの指示は特になく、自分から聞きにいったり、動くスタンスが求められるところ

・最初はアポを取るのが難しかったですが、今は譲受企業様の意思決定をいつまでにして頂くかというところ

なので、自発的に動ける方が合っていると思います。

身につく能力

小林

現在の仕事でどのような能力が身につくか教えてください。

K.Dさん

定量、定性それぞれお話すると、下記のようになりますかね。

■定量的なスキル
・財務スキル(財務三表を分析するスキル)
・事業承継の知識、担当業界の知識、幅広いビジネスモデルの知識

■定性的なスキル
・営業スキル(先方のオーナー社長との距離の詰めかた:傾聴)
・こちらの年齢が若いほど、知識、経験があれば希少価値が増す:お客様から褒められる
・まだまだ人数も少ない企業のため、組織を作っていくスキルが身に付く

未経験からの転職だったこともあり、身に付けないといけないスキルが多かった分成長を実感する機会が多いです。

ヤマトヒューマンキャピタルを利用して良かった点

小林

ヤマトヒューマンキャピタルを利用してよかった、あるいは他のエージェントとここが違うなと感じる部分を教えてください。

K.Dさん

まとめると下記ですね。

・レスポンスが速い点

・他社エージェントだと対応が浅かったが、それと比べて密に連絡が取って頂いた点

・M&A業界について、他エージェントよりも詳しい点

当時の現職との退職交渉の局面で袖にずっといてくれる感覚なので、大変心の支えになりました。働きながらの転職活動だったので、深夜まで付き合ってくれるエージェントなんてなかったため、その点も感謝しております。

キャリアプランについて

小林

今後のキャリアプランや仕事の目標を教えてください

K.Dさん

圧倒的な業界知識・情報によって、社内でも頼られる人材になりたいと考えています。

M&A業界を目指すへのメッセージ

小林

M&A業界を目指す同志へのメッセージをお願いします。

K.Dさん

転職するかしないかは置いておいて、まずは今後のキャリアの道を広げるために話を聞いてみて判断してみてはいかがでしょうか?

私の場合、M&A業界に入ったことで結果的に、キャリアの選択肢を広げることができました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!