総合商社から大手M&A仲介会社へ転職

今回は、年収アップのため総合商社の営業からM&A仲介会社のコンサルタントへと転職されたS.Iさんにお話を伺いました。

プロフィール

S.Iさん(27)
総合商社の営業からM&A仲介会社のコンサルタントに転職。
年収650万円→750万円+インセンティブに。
転職の目的は年収アップ。

担当コンサルタント

樋口 一成|Kazunari Higuchi

野村證券にて、経営者・事業法人へのコンサルティング営業に従事。経営者とのコミュニケーションから、経営の悩みは資金面以上に人材面にあると感じたこと、また自分自身を含めキャリアに悩むビジネスパーソンが非常に増えていることを痛感したことがきっかけとなり、当社にジョイン。

目次

仕事内容について

樋口

今の仕事内容を教えていただけますか。

S.Iさん

仕事内容としては、会社の売り手となる企業様に電話や手紙でアポイントを取り、受託交渉をして決心していただいた後、買い手となる企業様とマッチングを行っています。

またその後のデューデリジェンスやクロージングまで一気通貫して担当しています。 

社内では業界ごとにチームがあり、私はITチームに属しています。会社としては必ずチームに属する必要はなく個人で動くこともできますが、チームに属する際は上司の承認が必要になります。

私の場合は、以前からIT企業の売却を受託しており、入社して3ヶ月で有力な買い手企業様を案内することが出来た行動力と実績を評価して頂けたのでチームに入ることが出来ました。

進んでいる案件

樋口

入社して5ヶ月ですが、進んでいる案件はどれくらいありますか。

S.Iさん

成約が1件、売却の受託が決定している案件が4件ほどです。

樋口

入社して5ヶ月でこの量は相当早いと思いますが何が理由だと思われますか。

S.Iさん

ポイントとしては2つあります。

まず1つ目は行動量では負けないということを意識しています。四季報も全て読みました。

2つ目は、業界のビジネスモデルを正確に理解することです。株式譲渡をしようという決心をしていただくためにはその点は必須であると思っています。

前職が商社だったこともあり、他の人よりはその点が出来ているかなと思います。

経歴と転職理由

樋口

これまでのご経歴と、なぜM&A業界に転職しようと思ったのかを教えてください。

S.Iさん

新卒で総合商社に入社し、基本的には財務部で仕事をしていました。財務の仕事をしていく中で、財務分析などの知識はつきましたが、自身の仕事が直接お金を生み出しているわけではない点にずっと疑問を持っており、営業をしたいという思いが強くなりました。

そこで営業の最高峰はどの業界かと考えるとM&A業界がその一つではないかと考えました。M&A業界であれば私が今まで培ってきた財務知識も生かすことができると思い、転職に挑戦してみようと思いました。

営業経験がほとんど無かったので不安もありましたし、M&A業界はシビアだと理解していましたが、今までも困難は乗り越えてきたので、挑戦することを決めました。

仕事のやりがいについて

樋口

今の仕事のやりがいはどういうところにありますか。

S.Iさん

営業経験が無い中でも、社長様のバックグラウンドや業界のビジネスモデルと課題などを分析し、どうすれば効果的な提案ができるのかを考えるのですが、最近はやっと手応えを感じられることが増えてきて、営業力が上がってきた実感と共にやりがいを感じています。

また、成約した際に社長様の今までにない晴れやかなお顔を拝見することができた時に、私たちがいなければできなかった新しい世界へ踏み出す一歩をお手伝いできたことを嬉しく思いました。

そういった経験もあり、一つの案件に対する思い入れは前職とは大きく異なります。

日々社長様や従業員の方々の生き方を変えるような話をしているので、責任はかなり重い一方でやりがいも大きく感じます。

仕事の大変な点

樋口

逆に大変だと思う部分を教えてください。

S.Iさん

売却の案件は面談数が重要なので、それが増えることは良いループに入っている証拠ではあるのですが、一件一件に対する準備に相当な時間がかかる点に大変さを感じます。

また、業種によって異なると思いますが、M&Aやイグジットが他業界と比較して一般的なIT業界でも、100件の電話をしたとしてもアポイントは10件弱で、そのうちニーズの高い企業は1・2件程です。ソーシングにも行動量が重要になってくることは大変だと思います。

他社とのバッティングの際、重要なこと

樋口

他社とのバッティングもあると思いますが、その中で自分の案件にするには何が一番重要だと思いますか。

S.Iさん

提案力だと思います。より深いビジネスモデルの理解や、社長様にどれだけ多く良いと思っていただける提案ができるかが大事だと考えています。

身につく能力

樋口

今の仕事で身に付く能力を教えてください。

S.Iさん

一言で言うと交渉力です。

買い手となる企業様と売り手となる企業様の間に立ち、双方の熱量を常に上げ続けなくてはならない中で、お互いの話を咀嚼し、私たち自身も満額のフィーを頂けるように進めていく為、交渉力は確実に身に付くと思います。

ヤマトヒューマンキャピタルを利用して良かった点

樋口

弊社を使ってよかった点を教えていただけますか。

S.Iさん

他社さんと比べてもとにかくレスポンスが早かった点です。

また、ニーズも良く汲み取っていただけたと思っていて、履歴書や職務経歴書の内容を無理に変更することなく、私に合う会社を提示していただけた点が私のやり方にすごく合っていたと感じました。

キャリアプランについて

樋口

今後のキャリアプランや目標を教えてください。

S.Iさん

現職は契約書やメールなど、全てが交渉の道具であり少しも手が抜けないほどレベルが高い仕事ができていると感じます。

ですので、まずはこの会社で最低10件の成約が目標です。

その目標が達成できれば、ある程度はどこででもやっていける交渉力が身に付いているのではないかと考えているので、改めてその時点で考えようと思っています。

M&A業界を目指す方へのメッセージ

樋口

M&A業界を目指す方へメッセージをお願いします。

S.Iさん

高い報酬が動機で志望される方も多いと思いますが、それが実現できている人は正直なところ少ないと感じています。

一方で大きいディールを成約することができれば報酬が入ってくることは事実なので、必ずやりきるという自信をもって入社した方が良いと思います。

また、M&Aができればどんな営業でもできると言われますが、その通りだと強く感じており、私は自身が身に付けたいと考えていた営業力は身に付いているので、転職して良かったと思っています。

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