準大手証券会社リテール営業から日本を代表するM&A仲介会社に転職

今回は、専門性・スキルアップをするため証券会社の営業からM&A仲介会社のコンサルタントへと転職されたS.Iさんにお話を伺いました。

プロフィール

S.Iさん(27)
証券会社の営業からM&A仲介会社のコンサルタントに転職。
年収600万円→650万円に。
転職の目的は専門性・スキルアップ。

担当コンサルタント

堀江 大介 |Daisuke Horie

野村證券、ITスタートアップ、コンサルティング業界専門の人材紹介会社を経て、ヤマトヒューマンキャピタル創業。これまで、同領域に200名以上の方を支援した実績をもつ。
事業承継問題の解決には投資資金に加え「経営人材」を輩出するエコシステムが必要であると考え、一般社団法人日本プロ経営者協会をPEファンドパートナーと共同で設立し、代表理事を務める。

目次

経歴と仕事内容について

堀江

これまでのご経歴と現在の仕事内容について聞かせてください。

S.Iさん

大学卒業後は証券会社に就職したのですが、年収に関しても、やりがいに関しても、正直、物足りない部分があって…。顧客に提案出来るソリューションの幅や、経営に対しての課題解決には直接アプローチ出来ない事が多くありました。「もっと大きなビジネスを手掛けたい、社会的に影響力のある業務をやっていきたい」という思いから、M&A仲介会社への転職を決めました。

私のいる部署は個人プレーに近く、ほぼ一人でディール全体を一気通貫して手掛けます。クライアントの業種に関して縛りがあるわけではないのですが、実際のところ建設業や運送業の案件を手掛けるケースが多いですね。また、規模に関しては、売り手側が売上高15億〜30億円程度、買い手側で20億〜50億円程度です。

転職してからの成果と仕事のやりがい

堀江

入社して1年での成果と、仕事のやりがいについてはいかがでしょうか。

S.Iさん

ロボットやFA(ファクトリー・オートメーション)事業向けに材料を卸している企業のM&Aを成約に結び付けることができました。

私個人の要領の問題もあるとは思いますが、基本的な業務知識や資料作成の面では本当に苦労しましたね。作業量は膨大で、成約までの約3カ月間は、午前3時頃まで仕事をする事も多かったです。ただ、入社前に描いていたイメージとのギャップがあるかといわれれば、全くないです。

また、現在は運送業や建設業、製造業の案件を同時進行で進めています。

やりがいを感じるのは、個人に与えられる裁量が大きく、自由度が大きいという点ですね。やればやった分だけの努力や労力が報われるというのも、この仕事の大きな魅力の一つです。

必要な能力と資質

堀江

M&A仲介会社で活躍しているのは、どのような能力・資質を持った人材だと思われますか。

S.Iさん

学ぶ意欲のある人、周りを上手く使える人でしょうか。

私も初めはそうでしたが、業界の動向やニーズ、課題について興味を持って勉強しなくては、クライアントを訪問したとき商談に必要な最低限の知識が足りず、商いに結び付ける事は難しかったです。相手はその業界で長年事業を営んでいるプロなのですから、それなりに勉強していかなければ相手にされません。

また、上司や先輩、同僚に質問をしたり、協力を仰ぐことができたりする人は強いと思います。M&Aは周囲と協力しながら実行していきますので、チームプレーや助け合いは非常に重要だと思っています。

目標と将来のビジョン

堀江

現時点での目標と、将来のビジョンについてはいかがでしょうか。

S.Iさん

もともと、私には「将来、起業する」という目標があります。M&A仲介を含め、業種や分野にこだわりはありませんが、タイミングを見つけて自分の会社を興したいですね。M&A仲介の仕事は起業のための勉強としても役立っていると思います。ただ、それより何より、まずは、いまの会社で成果を出すことですね。

私事になりますが、子どもが生まれましたので、これからもっと稼げるようにならなくてはいけません。

ヤマトヒューマンキャピタルを利用して良かった点

堀江

ヤマトヒューマンキャピタルの転職支援サービスを利用されてみて、よかった点について聞かせてください。

S.Iさん

履歴書、職歴書の作成や、採用企業側にとって刺さる文言を入れるなど、転職に関して1から10まで手取り足取り教えていただきました。

面接対策にもかなりの時間を使っていただきましたし、コストも労力もかかったと思いますが、最後まで付き合っていただけたことは本当にありがたかったですね。

M&A業界を目指す方へのメッセージ

堀江

最後に、未来の同志へのメッセージをお願いします。

S.Iさん

M&A仲介会社への転職を志す方は、財務などの基礎知識を既に身に付けていらっしゃるはずです。ただ、それだけでは結果を残すことは難しく、皆さんの想像以上に大変な仕事だというのがこの業界の現実だと思います。

今よりもっと体力と好奇心に徹底的に磨きを掛けた上で、この業界に飛び込むのがいいのではないでしょうか。

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