VC特集 キャピタリストへの道<br>株式会社ANOBAKA インタビュー

VC特集 キャピタリストへの道
株式会社ANOBAKA インタビュー

VC特集第一弾!

「チャレンジを至高の概念とする」というコーポレートメッセージを掲げ、チャレンジを続ける起業家の勇気となり、自らも挑戦を続けるシード/アーリーステージに特化したVCである株式会社ANOBAKAさん。今回は渋谷区にある同社オフィスにお邪魔し、パートナーの萩谷 聡さん、アソシエイトの中 縁嗣さん、広報の森 真梨乃さんにお話を伺いました。

▼ 株式会社ANOBAKA様 自社採用ページ
https://www.notion.so/ANOBAKA-e52efe48e104445a906805a12bbfbfeb

VC業界に興味がある方、キャピタリストの業務内容や適性を知りたい方は、ぜひご一読ください。

▼ ダイジェスト動画(音声あり)

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▼ 株式会社ANOBAKA インタビュー  目次

 ベンチャーキャピタル 株式会社ANOBAKA 会社紹介
 -パートナー  萩谷聡氏

 キャピタリスト 業務内容紹介
 -アソシエイト  中 縁嗣氏

 VC業界の広報
 -広報  森 真梨乃氏

 採用について
 -パートナー  萩谷 聡氏

ベンチャーキャピタル 株式会社ANOBAKA 会社紹介


―まずは御社の概要、コンセプトや想いを教えていただけますか?

ANOBAKAはシード特化のベンチャーキャピタルです。
シードというのは創業から間もなく、プロダクトローンチ前だったりローンチ直後の企業のフェーズを指します。会社として1番若い段階ですね。

投資領域はIT事業であればtoBでもtoCでも区別なく投資させていただいています。

いま弊社は立ち上げから5年経ちますが、現時点で85社に投資していて1社あたりの投資金額は1,000万円~1憶円になります。投資させていただいた企業様には各キャピタリストがしっかりハンズオンで支援することが特徴です。PMF(プロダクトマーケットフィット)を実現し、さらにシリーズAというさらに大きな調達を行えるような規模間まで成長し、最終的にEXITするまでをトータルでサポートします。ですがEXITしたらそこで終わりではなく継続してお付き合いが続いていくのも特徴ですね。1号ファンドで投資してEXITした起業家がまた起業して今度は2号ファンドでまた投資させていただいたという例もあります。

―社名が特徴的ですが、由来は何でしょうか?

岡本 呻也さんの「ネット起業!あのバカにやらせてみよう」というネットベンチャーに夢をかけた若い起業家のドキュメンタリーを描いた有名な本があるのですが、代表の長野(代表取締役:パートナー 長野泰和氏)がこの本に感化されてVC業界に入ったんです。社名の由来はここからきています。根拠なき自信と勇気を持って起業というハードルを突破する人が成功してイノベーションを起こすと思っていて、私たちはそういうリスクを取ってすべてを賭けて事業を立ち上げる起業家をサポートしたい。そんな想いを込めています。

―主な投資先はどちらになりますか?

投資させていただいた85社どこも魅力的ですが、例えば配送クラウドソーシング事業を手掛けるCBcloud株式会社や、化粧品EC「NOIN」運営のノイン株式会社、オンライン診療「スマルナ」を手掛ける株式会社ネクイノ等です。

―ANOBAKAさんのVC業界においての立ち位置や強みは何でしょうか?

あくまでシードにこだわっているところが1つの特徴であり強みだと思っています。

シード投資は1人2人しかいない、まだ何物でもない会社に投資するのでその分難易度とリスクが高いんです。ただ今の時代起業する人が増えていますよね。それに対してリスクをとって投資する側は少ないと感じます。そこを徹底的にやっていきたいんです。シードに特化して企業に成長に伴走することで次のシリーズAへの立ち上げノウハウも貯まって来ますから、そこを突破するための強力なサポートが出来るはずです。

もう1つ支援の強みとしてはコミュニティ作りに力を入れていることです。違う事業だとしてもステージは同じという企業はたくさんありますよね。そういう投資先企業に集まってもらって勉強会やイベントを定期的に開催して横のつながりを作るサポートをしています。

―現在の投資先の社長の特徴はありますでしょうか?

私たちは「人」に投資する側面が大きいので、なぜその事業をやるのか?という問いを大事にしています。なぜなら事業を立ち上げて投資してもすぐ辞めてしまうとなったら私たちにとってはリスクですよね。なぜやるのか?という問いに対して強い想いやビジョンを語れる経営者に投資しているので、そういう方が多くなっています。出来ると思い込めていることって才能だと思うんです。これは後天的には身につかないことなのでそういう才能と勇気を持った起業家とご一緒出来ているのはとても嬉しいことですね。

―VC業界の魅力はどういうところにあると思われますか?

強い想いを持って事業に励んでいる素晴らしい方々と働ける機会が多いのですごく魅力のある業界だと思っています。弊社の場合はシード特化ですから創業期から大きくなるまでの企業の過程を複数の企業様と共に一緒に歩めるのはとてもやりがいがあります。

投資して資本を入れていますからリスクもありますしもちろん当事者意識を持って伴走することが出来ます。もしかしたらキラキラした世界に映っているかもしれませんが、めちゃくちゃ泥臭い仕事ですよ。でもだからこそやりがいもあって楽しい仕事です。

―萩谷さんのこれまでのご経歴を教えていただけますか?

新卒でANOBAKAの前身であるKVPの親会社であるKlab株式会社に入社してモバイルゲームのディレクターとして勤務していました。3年目に入った時にVC事業部にいたANOBAKA代表の長野に誘われてこの業界に入ったんです。そのときは社名変更前のKVPとして活動していて、2020年12月にMBOを実施して社名も変えて「ANOBAKA」になりました。元々ディレクターでしたし当時はVC業界に入るなんて思っても見なかったですがやればやるほどやりがいを感じています。今後もより多くの起業家、企業の皆様をサポートしていきたいと思っています。

キャピタリスト 業務内容紹介


―現在の仕事内容を教えていただけますか?

アソシエイトとして投資先企業のソーシングから、デューデリジェンス、投資実行、投資先企業のバリューアップ、EXITまでをサポートしています。

―1日のタイムスケジュールを教えてください。

朝は10時に出社して、週2回は定例ミーティングが1時間程あります。ここで全社員とコミュニケーションを取って日々の進捗や報告等をします。その後は新規に投資検討する起業家とのミーティング、チームでランチをして午後は既存投資家とのミーティングや海外スタートアップのリサーチ、ブログ発信、時にはピッチイベントの審査員をしたりもしています。

―中さんのこれまでの経歴を教えていただけますか?

実は先日大学を卒業したのですが、在学中しばらくは学生起業をしていました。

途中で自分の事業を続けるかどうか悩んだときにTwitterのDMで代表の長野さん連絡して事業相談に乗ってもらったんです。そうしたら一旦VCで色々な事業を見て起業家に会ってそれから決めたら?と言ってもらって。確かに自分で起業すると1つの事業しか出来ないところをVCだと複数経験出来ると思い、在学したままANOBAKA(当時はKVP)にジョインすることを決めました。事業をしていたときにスタートアップやファイナンスの知識は少し得ていましたが業界知識はほぼゼロで入りました。

―仕事において大変なことはありますか?

入社当初は他のVCや起業家とのコネクションがなかったのでそれをゼロから構築していく必要がありました。あとはほとんどの起業家が私より年上でしたので、そこに対してどうバリューを出していくかも最初難しかったですね。

―新規の投資先はどのような流れで決まるのでしょうか?

まず起業家とミーティングをして多方面からのディスカッションを重ねてから事業計画を拝見してマーケット調査を経たりと大体1~2週間の間で投資検討をして決定します。
その後の投資委員会でOKが出たら契約内容をすり合わせて投資実行するという流れです。

―キャピタリストに必要な能力は何でしょうか?

いくつかあると思っています。まずあらゆる領域の企業に投資するので各業界トレンドキャッチアップをすることは重要です。トレンドに敏感であるべきかと。あとはコミュニケーション能力や横のつながりを大事にするネットワークの広さも大事です。起業家や企業の成長のために長くお付き合いするので当事者意識も必要ですし、EXITまでを伴走するなかで自分に出来ることを最大限出すサポーティブな精神も必要だと思います。

―ANOBAKAのキャピタリストとして働く魅力は何ですか?

シード特化VCなのでまだプロダクトのないような段階から経営に携わることが出来るのは一つの魅力です。社内の雰囲気もとても明るく働きやすいと感じます。社員の年齢層は平均30歳くらいで業界では若いほうだと思うのですがやはり活気がありますね。

VC業界の広報


―VCに広報専任の方がいらっしゃるには珍しいですね。

そうですね。私も元々は広報ではなくてKVPの親会社だったKLab株式会社の社長秘書として新卒から勤めていた総合商社から転職して来たんです。その後klabから出向という形でKVPに入りました。KVPでも最初はアシスタントだったのですが、そのうちアシスタントと広報を兼務するようになって、いまは広報の専任になっています。

―御社はSNSやニュースレターでの情報発信が多く中の様子が見えるので見ている方も親しみが湧きます。そこも森さんが企画、遂行されているのですよね?

ありがとうございます。そうですね、新しく始めた「ANOBAKA News Letter」の配信担当にもなったのでこちらの企画もしますし、自社はもちろん投資先企業のPRのお手伝いも積極的にさせてもらっています。それと新規で投資することが決定した企業とはANOBAKA全メンバーとの顔合わせランチ会をすることにしているのでここでも短くない期間お付き合いする皆さんに楽しんでいただけるように皆で工夫して実施したりしています。

―VC業界の広報と一般企業の広報とではお仕事に違いはありますか?

一般企業の広報経験がないので恐縮ですが、VCの広報は発信するターゲット先が多いと思っています。投資する可能性のある事業会社に向けてだったり、投資先と提携してほしい事業会社、投資先のユーザー、起業したいと思ってる方など情報を届けたい先が幅広いです。

―関係先が多いと気を付けることも増えるのではないですか?

言葉の選び方や言い回しには気を付けるようにしています。
関係先が多いイコール色々な立場の方がいるので、一方にはこの言い方で良くてももう一方からすると失礼に当たるなどの場合もあるのでそこは慎重にしています。
あとは男女どちらかに偏った発信をしないようにするというのも意識していますね。
あと当たり前のことですが投資先の競合をPRしないですとか。SNSのいいね等も含まれるので気を抜かないようにしています。

―1日の仕事のタイムスケジュールを教えてください。

朝10時に出社して、週に2回全員での定例ミーティングをしてからチームでランチするまでは中くんと一緒です。午後は投資先のPR記事やプレスリリースを書いたり、取材対応、SNS発信をしています。あとはインターンの学生さんが海外スタートアップ等のリサーチをしてくれているのでその記事をまとめたりも。細かい調整や執筆が多いですね。
あとは広報専任になったと同時にアシスタント専任の方も採用したので、その方への引継ぎもしています。

―業界未経験で入って業界知識や広報知識のインプットはどうやってされましたか?

最初は投資委員会の議事録を取るところから始まりました。最初は話している単語が分からなくて1つ1つその場で調べながら必死にやっていました。
広報の知識は基本的なことは本を読んだり、広報職の先輩に聞いたりしています。
どちらも実地経験を積んで少しずつ身についてきたように思います。

―この業界に入って仕事をするようになってよかったことは何ですか?

日々新鮮な学びがあります。新卒で入社したのが上場している総合商社でしたので大企業にしかいたことがなかったのですが、KVPやANOBAKAに来て感じるベンチャーの速いスピード感や刺激はいまだに新鮮な気持ちになることが出来ます。
加えてANOBAKAは「チャレンジを至高の概念にしよう」というコーポレートメッセージがありますのでやりたいことにどんどんチャレンジさせてもらえます。

あとは投資先のプロダクトを使っている人を見るとすごく嬉しいです。もっとより多くの方に届くようなPRのお手伝い出来るよう自分も頑張ろうと思えます。大企業では仕事がかなり細分化、効率化されて整理されている一方、自分が扱う商材がどうなっていくかのイメージがつかなかったんです。でも今は自分の目でプロダクトやサービスが出来ていくまで、そして消費者に届くまでを見られますしお手伝いもすることが出来るのでとてもやりがいを感じています。

―広報視点でパートナーやアソシエイトの仕事を見てどのように感じますか?

とにかく勉強量がすごいなと感じます。自分が経験した業界じゃなくても投資するとなるとその業界について研究してすぐに詳しくなっているんです。知的好奇心や探求心がとても強いですね。そして何よりすごくサポーティブな精神を持っています。そうやって努力している姿を見ているとそういう皆をサポートしたいという気持ちになります。

>萩谷さん
私たちも、強い発信力とセンスを持つ広報がいて助かっています。スタートアップでまだ資金力がないときはPRの力が弱いんです。そこを担ってくれているので投資先のバリューアップ戦略にも欠かせない存在なんですよ。

採用について


―ANOBAKAのキャピタリストに必要な能力は何でしょうか?

中がお伝えしたことと重複しますが知的好奇心があること、投資先業界やスタートアップ業界のトレンドを徹底的に調べてスピード感速くキャッチアップすること、あとはサポーティブな精神やコミュニケーション能力を持つことが大事です。

特にコミュニケーション能力は重要ですね。起業家やファンドに出資する事業会社など関わる人が多く「ビジネスの総合格闘技」とも揶揄されるVC業界ではコミュニケーション能力を発揮して各関係先との関係性を築いていくことがとても重要です。

時には起業家にとって耳の痛い提言をしないとならない場面もありますが、そういう時でもコミュニケーションが取れていれば信頼が揺らぐことはありません。そういう適度な距離感も意識するべきですね。

―キャピタリストに向いている人はどんな人ですか?

VCにもシード、アーリー、グロース、レイターとフェーズがあるのでそれぞれで求められるものは違うと思いますがANOBAKAの場合はシード特化というところでゼロイチの立ち上げが好きな人が向いています。トレンドに敏感な人も良いですね。

企業の成長に伴走するというところで責任感が問われるので、すべてを自分ごとにして関われるということが求められます。自分が主役がいい、世界をこうしていきたいという強い想いを持っている人は起業の方が向いているのではないでしょうか。経営者マインドがありつつ代表でなくて良く、あらゆる勇気ある起業家をサポートする精神のある人はとてもVC向きですね。何度も言うようですがVC業界の仕事は泥臭いですし結果が出るのに時間がかかるのでここを辛抱強く伴走出来る覚悟がない人が向いていないと思います。起業家のビジョンに共感して支援することに喜びを感じられる人が良いですね。

―そこまで覚悟を持って伴走していれば、起業家との間に強い信頼関係が築けそうですね。

そうですね。IPOやM&AでEXITして終わりではなく、その後もお付き合いは続いていきます。実際に1号ファンドでEXITした起業家がまた起業して今度は2号ファンドで再び投資させていただいたこともありました。起業家からの紹介で投資が実現する機会も多いですし、こうやってご縁が繋がって一緒に成長していけるのは何より嬉しいことです。

―ANOBAKAさんには未経験で入社することも可能ですか?

もちろん大丈夫です。知識や経験はあとからいくらでもつけることが出来ますので。
自分でしっかり動いて情報を自分のものに出来ればOKです。
これから組織を大きくしてキャピタリストも増やしていきたいので教育の体制もしっかり整えたいと思っています。自分たちも投資する企業と同じくまだ10人しかいないスタートアップフェーズなので一緒にANOBAKAを作っていただける人に多く来ていただきたいですね。

―VC業界は男性社会のイメージがありますが、御社の男女比率はいかがですか?

10人中5人が女性なので半々です。今後も比率は変えずに積極的に採用していきたいと思っています。

―採用要件はどのようなものがありますか?。

先にお話ししたANOBAKAのキャピタリストに必要なことの素質が備わってる方で、義務教育を終えていればどなたでも来ていただけます。
選考も人物重視なので面接機会が多く、しっかりお話させていただきます。
ANOBAKAは文化をとても大事にしているので色々なメンバーと会ってもらってフィットするかどうか見ていただきたいですね。

―最後にこれからVC業界に飛び込もうとしている方へメッセージをお願いします。

VCの仕事はこれからの日本に必要不可欠なものです。
日本経済を盛り上げるのはスタートアップの革新的な力が必要で、そこにVCによる投資やその他の成長への包括的な支援があればより成長速度が加速すると思います。

世界に飛び立つ事業を作りたい方は是非チャレンジすることをおすすめします。
もしANOBAKAに興味を持っていただけたなら是非カジュアルにご連絡ください。

▼ 株式会社ANOBAKA様 自社採用ページ
https://www.notion.so/ANOBAKA-e52efe48e104445a906805a12bbfbfeb

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