
GCAへの転職のポイントまとめ
求人例・選考プロセス・平均年収・業務内容などを解説
GCAは2004年にユニゾン・キャピタルの創立メンバーの1人である佐山展生氏とKPMG出身の公認会計士渡辺章博氏が創設したM&Aアドバイザリーファームであり、ワールドの経営陣による企業買収(MBO)や、阪急ホールディングスと阪神電気鉄道の経営統合、ダイキンによるGoodman Globalの買収、JT飲料事業のサントリーへの譲渡など、日本を代表するM&A案件に関与してきたM&Aブティックファームです。
2021年にはHoulihan Lokey, Inc.が株式公開買付けによりGCAの議決権所有割合ベースで89.58%の株式を取得し、グループインに参画し、さらにグローバルでの活躍が期待されております。
給与水準も非常に高く2021年の平均年収は2,063万円に及び、上場会社平均年収ランキングTop10に入っています。
今回は、GCAの採用ニーズや内定を獲得するポイント、転職難易度、選考情報などを中心に解説していきます。
GCAの採用状況
GCAグループは各グループ会社での採用を行っております。
旧来のM&Aアドバイザリー(FA)、M&A戦略&PMコンサル、財務DD担当ポジションに加え、事業承継型FA支援を行うGCAサクセション株式会社やスタートアップへのマイノリティ投資・M&Aによる事業会社のイノベーション創出をサポートするGCAテクノベーション株式会社など新たな事業展開により採用ニーズも多角化しています。
- GCAアドバイザーズ株式会社
- GCA FAS
- GCA Advisors, LCC
- GCA Altium Corporate Finance Ltd.
- GCA FAS株式会社
- GCAテクノベーション株式会社
- GCAサクセション株式会社
これまで通り会計士やM&A、コンサル経験者を積極的に採用しつつ、あまり知られていないが法人営業経験者や金融機関の総合職を未経験採用しているポジションもあります。
「自分に採用可能性はあるのか?」
「どのような経験を積めば採用可能性がでてくるのか?」
「内定獲得にむけた選考のポイントを教えて欲しい」
などなど、ご要望がありましたらお気軽に弊社へお問い合わせ下さい。
ヤマトヒューマンキャピタルが考えるGCAのおすすめポイント
1)日本のM&Aアドバイザリーファームで唯一グローバル展開に成功しており、世界をまたにかけたディールに関与できる
2021年上半期の売上内訳
・地域
日本/アジア 26%
米国 18%
欧州 56%
・国内vsクロスボーダー
国内 62%
クロスボーダー 38%
2)急成長市場であるテクノロジー・デジタルセクターへの戦略的フォーカスにより事業が急成長
2021年上半期の売上はコロナの影響も吹き飛ばし前年同期比200%成長、4半期収益としては創業以来過去最高を実現し、テクノロジー・デジタルおよび関連セクターは引き続き 好業績を牽引し、グループ収益の68%を占めております。
3)クライアントニーズにワンストップで対応可能なサービスラインの広さ
従来のM&Aアドバイザリー業務に加えて、スタートアップの資金調達支援やM&A戦略やPMIコンサルなどサービスラインナップが広くクライアントニーズをワンストップカバー可能なM&A総合ファームとなります。
GCAの採用基準
GCAグループはグループ会社ごとの採用ニーズがあり、多様な人材を採用しています。
従来の採用ニーズである会計士やM&A、コンサル出身者はもちろんですが法人営業経験者や金融機関の総合職、事業会社経理/財務の若手を未経験で採用することもありますので「自分に採用可能性はあるか?」というお問い合わせもお気軽にご連絡下さいませ。
また、同グループは企業理念を非常に大切にしているアドバイザリーファームですので、同社の目指す姿、経営ビジョンについて把握することが重要です。
GCA企業理念(HP抜粋)
「GCA株式会社(GCA)は独立系専業M&Aアドバイザリーファームです。
「クライアントのために本物のM&Aアドバイスをしたい」という思いに共感した仲間が集まって2004年に創業したGCAの経営理念は「For Client’s Best Interest」 (FCBI)です。
どの金融機関にも属さない独立系ファームの存在意義はクライアントの最善の利益(Best Interest)の観点からM&Aを助言することです。」
GCAの一般的な選考ステップ
書類選考(履歴書、職務経歴書、志望動機書)
↓
一次面接(パートナー+マネージャー)
↓
二次面接(代表+パートナー)
↓
三次面接(役員2名)
GCAの面接でよく聞かれる質問
面接対策などご希望の方は是非弊社へご相談ください。
・退職理由は?
・業界志望動機は?
・なぜ弊社を志望するのか?
・弊社に入ってやりたいことは何か?
・将来のキャリア目標は?
・現在そのビジョンと照らし合わせて不足していることは?
・そのギャップを埋めるために今何をしていますか?
GCAの求人一覧
※その他複数のアドバイザリーポジションで採用枠があります
金融機関や事業会社での営業経験者、経理/財務経験者を採用する未経ポテンシャル採用ポジションも少数あり!
GCAの企業情報
ここでは改めてGCAの企業情報について解説して参ります。
GCAの会社概要
GCAはKPMG出身の公認会計士渡辺章博氏とユニゾン・キャピタル創業メンバーの1人佐山展生氏が創設したM&Aアドバイザリー会社です。
どの資本系列にも属さない、完全独立型のM&Aアドバイザリーファームであるため、クライアントの企業価値増大において利害相反がなく、最善の利益のためのアドバイザリーサービスを提供できるのが特徴。
東京証券取引所市場第一部に上場し、日本以外に欧州やアジア北米など10か国、計25拠点を有しています。
また、従来のM&Aアドバイザリー業務に加えて、グループ会社のGCA-FASや税理士法人にて積極的に周辺ビジネスを拡大しており、グループ一丸でシームレスにクライアントのM&Aを支援できる点が強みです。
GCAのビジネスモデル
日本/アジアにおいてはクロスボーダー案件のバイサイド戦略を大企業及び中堅企業へのアドバイスが中心となっています。
欧米企業をターゲットとしたバイサイド案件にも強いのが特徴です。
また昨今では、日本企業における大型のセルサイド案件にも注力しています。
GCAの直近の業績
コロナによる影響で日本企業によるクロスボーダー案件の中断や延期などにより影響がでたが米国や欧州でテクノロジー、ソフトウェア、デジタル関連のM&Aが急増しグループとしては高い収益を保っています。
また、新規受注の案件についても継続して増加傾向にあり業績は極めて好調です。
GCAの年収・福利厚生
職位はアナリストから始まり、アソシエイト、ヴァイスプレジデント、ディレクター、エグゼクティブ・ディレクターと上がっていきます。
それぞれの職位には目安となる年収額があり下記のようなイメージです。
詳細な年収はキャリア相談時にご説明致します。
<福利厚生>
長期所得補償保険、医療保険(労災以外に適用可)、団体定期保険、スポーツクラブ、
人間ドック受診制度(法定定期健康診断に加えて)、従業員持株制度、借り上げ社宅制度 など
GCAの組織体制
グループにて米国、日本、欧州にて分かれており、下記の図のように子会社が連なっています。
また、日本国内では下記の図のようにGCAアドバイザーズを中心として、以下のような会社がありそれぞれの専門分野を担っています。
- GCA PARTNERS…対話を重視したテラードメイドM&Aアプローチを行う
- GCA HEALTHCARE…ヘルスケア/ライフサイエンス領域特化
- GCA SUCCESSION…事業承継型・成長戦略型M&Aアドバイザリー
- GCA FAS…税務、財務DDをコアとしたトランザクションサービス
- GCA TECHNOVATION…スタートアップへのマイノリティ投資を行う
- BIZIT…オンラインプラットフォーム

GCAの雰囲気
外資系投資銀行とは異なるカルチャーを持っており、社内の雰囲気は穏やかかつ紳士的と言われることが多いです。
GCAの各オフィス所在地
■GCAアドバイザーズ株式会社
〒100-6230
東京都千代田区丸の内1-11-1
パシフィックセンチュリープレイス丸の内30階
〒451-6017
愛知県名古屋市西区
牛島町6番1号
名古屋ルーセントタワー17階
〒530-0001
大阪府大阪市北区梅田
2-5-25
ハービスOSAKA 5階
〒600-8815
京都市下京区中堂寺粟田町93
KRP4号館3階 KRP BIZ NEXT
〒810-0801
福岡県福岡市博多区中洲5-3-8
アクア博多 5F
・NEW YORK
・SAN FRANCISCO
■GCA Altium Limited
・BIRMINGHAM
・FRANKFURT
・LAUSANNE
・LEEDS
・LONDON
・MANCHESTER
・MILAN
・MUNICH
・STOCKHOLM
・TEL AVIV
・ZURICH
■GCA Vietnam Limited Liability Company
・HO CHI MINH CITY
■GCA India Investment Advisers Private Limited
・MUMBAI
・NEW DELHI
■GCA Altium France S.A.
・PARIS
■GCA China Co., Ltd.
・SHANGHAI
■GCA Singapore Private Limited
この記事を監修した人

野村證券、ITスタートアップ、コンサルティング業界専門の人材紹介会社を経て、ヤマトヒューマンキャピタル創業。
これまで、同領域に200名以上の方を支援した実績をもつ。
事業承継問題の解決には投資資金に加え「経営人材」を輩出するエコシステムが必要であると考え、一般社団法人日本プロ経営者協会をPEファンドパートナーと共同で設立し、代表理事を務める。
【書籍】
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