大阪支社の立ち上げとは、貴重な経験をされましたね。
ええ。大阪支社の立ち上げにあたっては、オフィスを選ぶところから携わりました。当時は独立起業が念頭にあったわけではありませんが、現在の仕事をスタートさせる際もたいへん役立ちましたね。感覚的にいいますと、大阪のM&Aの市場規模は東京の5分の1程度、M&A仲介会社は東京の20分の1程度といったところでしょうか。市場規模こそ小さいものの、需給のバランスを考えると大阪の方が案件を獲得しやすく、ある種の“ブルーオーシャン”と呼べる状況といっていいと思います。M&Aが成約に至るまでには「相談したいことがある。すぐに会社に来てほしい」と求められるケースが何度もあります。クライアントの近くにオフィスを構えていることが非常に重要なんですね。