大手金融機関から日系FASのM&Aアドバイザリーチームに転職

大手金融機関から日系FASのM&Aアドバイザリーチームに転職

 大手財閥系金融機関→日系FAS(ファイナンシャルアドバイザリーサービス)

 中小企業の破産や廃業を減らすためにM&Aや事業再生職を希望

 自身の強みと企業が求める採用ニーズをうまくマッチングした自己PRで内定獲得

——現在どのような仕事をされていますか。

私が所属しているのはコンサルティング会社のM&Aの部署になります。会社としては経営コンサルタントの業務を主軸としながら、その中にM&A、海外、再生、不動産などいろいろな部署があります。その中で私はM&Aの仕事をしているという位置づけになります。

そこで、M&Aの仕事は何かと言いますと、ステップとしては四つに分かれていると考えています。まずは売り手を探していくという仕事があります。売り手を見つけた後に、私どもの会社にディールを任せてもらうのが二つ目のステップです。当社に任せてもらった後は譲渡先を探していくのが三つ目、四つ目として取引をまとめるのが最後です。これらの業務を全て一気通貫でやっています。

——転職されて良かったところについてお聞かせください。

転職して良かったところは、志向していたM&Aの仕事ができているというのはもちろんですが、環境を変えることによって、自身の中で新たに学ぶ姿勢が生まれたところが大きいです。非常に自主性が求められる職場ですので、どんな案件を行うのか、どのように進めるのかを相談しつつも自己で決定し進められる点も今の職場で気に入っている点です。どうしても大手金融機関ですと、自主性を出しづらい部分もありましたので。そのような姿勢を認めて頂いてか、最速でマネージャー職を任せて頂くこともできました。

——入社して1年半でどんな実績が出ていますか。

関与した案件でいうと、10件くらいです。このうち成約したのが4件ですね。もうひとつ成約しそうな案件もあります。昨年度の3案件のうちの一つが大手金融機関さんの子会社売却の案件、これはFA(ファイナンシャルアドバイザー)契約で行いました。相手が上場会社だと仲介を許していただけないケースもあります。その場合、売り手の金融機関側に立ってディールを手がけることになります。二つ目が中小企業のリサイクル会社で、同業の会社さんが取得された事例です。

もう一つがクロスボーダー(国境をまたぐ取引)で、国内のプラスチック製品の製造業者が、米国とメキシコの現地子会社を韓国企業の米国現地法人に売ったという案件です。あとは今年度に入り、もうひとつ上場会社のカーブアウト(特定事業を分離し独立させる)案件もあります。

——これまでのご経歴と、なぜ転職しようと考えられたのかを教えてください。

私は以前金融機関に務めており、父が会社の経営をしていたのですが破産することになってしまって、その債務を私が引き継ぐことになったという経験がありました。法的整理になるあるいは黒字廃業になるような会社を救う方法はないかと考えていたところ、M&Aという仕事に出会いました。現職であれば事業再生もM&Aコンサルも両方対応できますので自身のニーズにぴったりでした。

——現在の仕事でやりがいのあるところは、どんなところですか。

関係される方が多いので、その方々に共通認識を持っていただき、同じ方向性、ゴールに向かっていくことを支援できるところです。利害関係者にはそれぞれ思惑があるため、方向性はバラバラです。そこで売り手も買い手も納得される形で支援していくことができた時に、仕事のやりがいを感じます。そして成約後、クライアントから非常に大きな感謝のお言葉を頂けることが多いので、M&Aアドバイザーという仕事は本当にやりがいを感じます。

——この仕事で成果を出せる人と、出せない人にはどんな違いがあると思いますか。

社内外で自身の強みを作れる人だと思います。例えば中小企業のM&Aをやるといっても、業種や規模もバラバラですし、分野もそれぞれ分かれています。「自分はこの業界を極める」と決めて、特定の業界や特定のテーマのM&A案件の数をこなせばノウハウが早期にたまりますので、顧客からも「うちの業界に詳しいね!」と信頼を得やすいと思います。
また、社内においても「あの業界の案件は〇〇が詳しいぞ」となれば多くの相談が来ますし、上司や別部署から案件を任されることも増えるのではないでしょうか。特に実績が無いままこの業界に入ってきた人は、早い段階からこうした動きをとっていくことが大事だと思います。勉強することが多すぎますので領域を絞った方が効率よく知見がたまりますからね。

——この仕事でたいへんなところを教えてください。

M&Aの仕事が、経営者や株主、資金の貸し手などステークホルダー(利害関係者)が多く、私どもにはコントロールできないことも多々あります。例えば、買い手のオーナーさんからある程度ディールが進んできた段階で、「気が変わったやっぱり会社を売るのは嫌だ」と急にお考えが変わるケースも多くあります。それは我々がオーナーの心のどこかにある引っ掛かりに気づき対応できなかったからだと反省するのですが、理屈ではない感情が理由のケースも多いので中々コントロールできるものではない気も致します。案件が頓挫した場合は、労力をかけた分だけ落ち込みますが、何とか早く切り替えるように意識しています。

——この仕事で身につく能力とはどのようなものでしょうか。

定量的なものでいうと、お客さんの決算書や事業計画からどのくらいのキャッシュフローを生み出す事業なのかといった分析力や、そこから割り出される売却可能価格算出の企業価値評価手法などの能力が身につきます。そして、その分析を行うExcelスキルはかなり高度なものが身につくかと思います。

定性的なところでは、どのような売り手と買い手の相性がよいのかという人を見る目が養われます。言語化できない直観的なものも、この仕事では大切ですね。「たぶん、このタイプの経営者であればあそこの会社の社長が好きだな」という感覚ですね。その感覚が高い方はやはり案件をまとめるのが上手いですね。

——ヤマトヒューマンキャピタルを使ってみてよかったことはどんなところでしょうか。

実際、転職活動をするなかで、御社の他に2社相談しました。御社はファンドやM&Aに特化されており、非常にニッチな分野で強固なネットワークを保有されている点が良かったです。業界にはどのようなプレイヤーがいて各社にどのような強みがあるのか社長はどのような方なのか、言語化しにくい社風部分まで教えて頂いて非常に助かりました。

——今後のキャリアプラン、目標についてお聞かせください。

非常に悩ましいところですが、将来は組織に所属しなくても活躍できる人材になりたいという気持ちもありますので、いつかは独立するかもしれません。一方で、個人が年間に成約できる件数はせいぜい5件程度かと思いますので、現職の組織を拡大してもっと多くの経営者をサポートしたいという気持ちもあります。その場合は早く成長し、組織をもたせてもらってチームで大きな貢献をするということになるのでしょうね。

——最後にM&A業界への転職を考えている方へメッセージをお願いします。

まずは、現職で成果を出すことが大事だと思っています。現職で成果を出し、その上で今の仕事の延長戦上にやりたいことがないのであれば転職を検討されたら良いと思います。
M&Aの仕事は非常にプロフェッショナル性の強い仕事で、精神的タフネスも求められます。その分やりがいはひとしおですが、難易度の高い仕事ではありますので、現職で成果を出した方が集まってこの業界を盛り上げられると良いですね。
転職タイミングは、自身がある程度今の仕事をやりきったなと思えばそれで動いてよいと思います。100%やりきったのか!という転職への反論の言葉を聞くことがありますが、世の中100%ということはそうそうありませんので、あまり固く考えると身動きが取れなくなります。ご自身の直観を信じて行動していけばよいと思います。


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